英名:Kanzawa spider mite
学名:Tetranychus kanzawai Kishida
日本全国に分布し、チャに最も大きな被害を与えるハダニの一種です。春から初夏にかけて多く発生し、葉の裏に寄生して汁を吸うことで、黄変・褐変、巻葉などを引き起こします。特に乾燥した天候が続くと増殖しやすいため、茶畑では注意が必要です。
防除時期は、一番茶期に晴天・乾燥が続く場合や、一番茶摘採後、秋整枝後、越冬期などです。
従来は殺卵・殺幼虫効果のある薬剤による防除が一般的でしたが、現在では農薬に頼らない方法として天敵カブリダニ類(ミヤコカブリダニ・チリカブリダニなど)を利用した生物的防除が広まっています。これらの捕食性ダニは市販されており、ハダニの発生前にあらかじめ茶畑に放しておくと、ハダニが出現した際にすぐに捕食して抑制します。ハダニがいない間は花粉などを餌にして増殖できるため、持続的な防除効果が期待できます。