赤焼病

概要

赤焼病(あかやけびょう)は、細菌によって引き起こされる茶樹の病害です。


解説

晩秋から初春にかけて発生しやすい細菌性(バクテリア)の病気です。霜による傷などから細菌が侵入し、葉が赤褐色に変色して、新茶の収量や品質に甚大な被害を与えます。お茶にとって最も収益性の高い「一番茶」の収量や品質に直結するため、早めの対策が極めて重要となります。

発生と対策

原因

台風などの強風雨、霜(しも)や寒さによる寒害、春整枝の刈り込みなどによって葉に傷がつくと、その傷口から細菌が侵入します。

また、苗木を植え付けてから収穫(摘採)ができる成木になるまでの若い木(植え付け後1〜5年目)を育てている畑である幼木園でも多発する傾向があります。

効果的な「耕種的」対策

風が強く当たる場所や幼木園には、防風ネットを設置して擦れ傷を防ぎます。また、防霜ファンやトンネル被覆による防霜(霜対策)を行うことで、結氷による傷を防ぎ発生を著しく抑えることができます。

毎年発生する茶園では、一番茶の後に中刈りや深刈りを行い、病原菌が残っている葉を落として伝染源を減らします。

薬剤(農薬)による防除

赤焼病は発病後の「治療」が難しいため、事前の「予防散布」が基本となります。

散布のタイミング(適期)

  • 秋期(11月〜12月):前年秋の散布は、翌春の発病を抑える為に高い効果があります。台風や強風雨の前後に散布するのが有効です。
  • 春期(2月〜3月):初発生を見つけたらすぐに撒きます。春整枝の直後も適期です。

推奨される主な薬剤は銅水和剤(予防)と抗生物質(初期治療・予防)です。

※正確な発生時期や適用農薬、希釈倍率などの詳細については、地域の農業改良普及センターや農林水産省の情報を参考にしてください。


紅茶との関係

葉や新梢に赤褐色の症状が現れ、生育不良や収量低下の原因となります。


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