contents
ロシアと紅茶
日本人にとって紅茶というとイギリスやフランスのTea Brandがイメージされることが多いと思いますが、ロシアも紅茶大国の一つです。ただ、日本にはあまり輸入されておらず、ロシアから海外に輸出されたものを日本が輸入するというパターンも少なくありません。
ただ、日本人が初めて紅茶を飲んだのは女帝エカチェリーナⅡ世に紅茶を振る舞われた大黒屋光太夫(『紅茶の歴史(2)日本と紅茶』に詳しく書いてあります)なのですから、日本と紅茶の最初の出会いはロシアだったわけです。なので、紅茶大国というのもそうしたことから考えればイメージしやすいのではないでしょうか。

Curtis Tea
Curtis Tea (カーティスティー/リンクから英語サイトにいけます)は、2003年にロンドンで設立され、3年後ロシアのTea Brandになりました。そして今やロシアブランドティーの代表格です。Curtis Teaは、世界中の多くの国で販売されています。
世界的に有名なデザイナーや画家などとコラボレーションし、紅茶缶のデザインをアートに仕上げるブランドでもあります。
カーティスティーの歴史
2003年にCurtis & Patridge (カーティス&パトリッジ)がロンドンで設立されました。
2006年にCurtis & Patridgeの商標を使用する権利がロシアのTea Brand MAY LLC (メイ)に譲渡されました。MAY LLCはロシアにおいて、紅茶の分野で20%のシェアを占める企業です。
2007年にCurtis & PatridgeのブランドはCurtis (カーティス)に短縮され、パッケージはより明るくカラフルになりました。
現在:Curtisは、紅茶、緑茶、フルーツティー、ハーブやビタミンなどを加えたお茶など、さまざまなティーブレンドを販売するTea Brandです。
くま家にあるCurtis
Fantasy Berries
紅茶、乾燥ブルーベリー、ハイビスカス、オレンジピール、ラズベリー、イチゴ、カラントの葉、ヤグルマギクの花びら、クコの実がブレンドされたFlavoured Tea (フレーバーティー)です。
ティーバッグ等での販売がポピュラーなようですが、家にあるのはイスラエルのデザイナーMichal Negrin (ミハエル ネグリン)による”She-Shy Doll”とのコラボレーション缶です。ティーバッグもリーフティーも今は製造中止になっているようです。
実際に飲んでみると一口目はハイビスカスあたりの軽い酸味が特徴的です。二口目からはおそらくハイビスカスだけでなく、オレンジ、ベリー等の酸味も合わさってなかなかに複雑な酸味が感じられます。とはいえ、その酸味が主張しすぎず、紅茶の味と香りを引き立てています。ちょうどレモンティーにおける酸味と紅茶の味と香りのような感じに上手くブレンドされています。後味はさっぱりしていて、何倍か続けて飲もうという気にさせます。事実くまは2~3杯分くらいを淹れて、全部飲んでしまうことが多いです。一言で言えば結構おいしいです。
