contents
Hediard
1854年に設立されたHediard (エディアール)はParis (パリ)に本店を置く高給食品会社です。世界中に30店舗を展開しています。
Hediardの紅茶
Hediardは1996年からオリジナルブランドの紅茶に進出しました。Hediardは30種類以上のブレンドを提供していて、その中にはエクストラブレンド、フレーバーブレンド、シングルオリジン等があります。いずれの紅茶もベースとなる茶葉の品種特有の個性を出しながら、Hediardの独自のブレンドによってオリジナルな風味になっています。
フランスの紅茶といえばflavortea (フレーバーティー)というイメージが強いですが、Hediardのblacktea (香りを添加していない紅茶)も香り高く美味しいそうです。くまはHediardの紅茶はflavorteaしか飲んだことがないので、いずれまた試してレポートしたいと思います。
Hediardの簡単な歴史
Hediardは1854年にFerdinand Etienne Hédiard (フェルディナン・エティエンヌ・エディアール)によって植民地商品店「Comptoir d’épices et des colonies (コントワール・デピス・エ・デ・コロニー)」として設立されました。1987年までは家族経営の会社でした。
1987年にイギリスのギネスに買収されます。次いで1991年にフランスのジャン=ルイ・マズレルに、更に1995年にモナコの億万長者ミシェル・パストールに、その後2007年にロシアの億万長者セルゲイ・プガチョフに買収されました。
2013年に破産し、その後2014年にオーストリアのケータリング会社Do&Coに買収されて現在に至ります。

くま家にあるHediard
Thé Mélange Douceur D’Automne
中国産の紅茶とセイロン産の緑茶をベースにベルガモットとバニラの香りをつけ、さらにマロウはジャスミンの花をくわえたflavorteaです。現在は廃盤となっています。
ともかく香りが強いです。日本人の感覚で言うと「お線香の臭い」に一番近いと思います。くまの正直な感想を言えば「一度経験すればいいかな」という感じでした。それにやはり緑茶はセイロン産より断然国産の方が良いに決まっています。
でも、緑茶と紅茶のブレンドって欧米での販売をメインにしているどのTea Brandでも見かけますが、欧米人の考える緑茶って日本人の感覚と根本的なところでずれているな、と思います。逆にアジアの人たちとは同じ感覚で緑茶や中国茶(烏龍茶など)が味わえるような気がします。
ちなみに写真の入れ物はすでに廃盤になっていて、今は真っ赤な缶に黒い文字というシンプルなものになっています。
