contents

概要
「バンガーズ・アンド・マッシュ」は、ソーセージ(bangers)とマッシュポテト(mash)をグレイビーソースで食べるイギリスの伝統料理です。パブや家庭で気軽に楽しめる「パブ飯」の代表格とされます。
語源と社会的背景
🌭bangers(ソーセージ)
第一次世界大戦中、肉不足を補うためにパン粉や水分を多く混ぜて作ったソーセージは、焼くときにしばしば爆ぜる音を立てました。この「bang!」が語源で「bangers」と呼ばれるようになったと言われます。
🥔mash(マッシュポテト)
ジャガイモはイギリス食卓の主役であり、マッシュポテトは特に家庭料理の定番です。ソーセージとの組み合わせは安価で満腹感もあり、中〜下層階級の典型的な家庭料理とされました。
食文化における位置づけ
🍳庶民の味
高級さはないものの、イギリス人にとって「懐かしい家庭の味」であり、パブで頼む「安心の定番メニュー」です。
🍻パブ飯の象徴
フィッシュ・アンド・チップスと並んで「イギリス的な日常の食事」を代表する存在です。
飲み物との組み合わせ
🍺ビールとの相性
ジューシーなソーセージの脂とグレイビーの旨味が、エールやスタウトと抜群に合います。
🫖紅茶との関係
本来は夕食寄りの料理ですが、パブやティールームによっては「ティータイムにずらして提供」されることもあり、意外と紅茶とも相性が悪くありません。しっかりとしたミルクティーが合います。
🧸くまの一言
イギリスの「学校給食」や「兵士の食事」としてもしばしば登場し、世代を超えて親しまれてきました。近年は、肉質の良い「アーティザナル・ソーセージ」を使った高級版も登場し、伝統的な庶民食が現代的にアレンジされています。
くまは、かつてスコットランド出身の友人ロナルドと共に、この料理をよく食べた思い出があります。ロナルドは バンガーズ・アンド・マッシュにどんぶり飯やおにぎりを合わせるのが好きで、異文化がごく自然に、当たり前のものとして同じ食卓に並んでいました。日本が大好きだった彼の姿は、この料理とともにくまの記憶に残っているのです。