🎨 紅茶と文化

文学や美術、写真、映像など――紅茶はさまざまな人間の表現とともに登場し、物語や世界観を彩ってきました。また、喫茶の習慣や贈答、日常の道具使いなど、生活文化としての側面も豊かです。このカテゴリでは、表現と文化の両面から、紅茶が育んできた文化的広がりをたどります。

キリティーとチャイ

世界二大ミルクティーとCTCの話 ことのはじまり 先日キリティーについて触れた時に「鍋を使う」と書いたら、コメントで「現地では鍋を使っているのを見たことがない」というお話を頂きました。そこで気になったくまは色々と調べ始め […]

紅茶と器の文化史(3) 独自の紅茶文明

🇯🇵第1章 東洋 × 西洋の良いとこ取りに成功した稀有な文明 日本はなぜ「多層文明」になったのか? 日本という国は、世界の中で際立った特性を持っています。それは「ひとつの文明では説明できない文化構造」を持っているという点 […]

紅茶と器の文化史(1)紅茶を何で飲みますか?

🫖紅茶と器の文化史~白磁と土の分かれ道 紅茶の香りをひと口ふくむと、その液体の向こう側にある「器の文化」まで感じ取れることがあります。 白い磁器で飲んだ紅茶は、香りがまっすぐ立ち上がり、液色は透明な琥珀となり、すべてが「 […]

紅茶と宗教(7)ヒンドゥー教と茶文化(2)

🛕 「どこで飲むか」 神域と家庭 🛕寺院・神域における飲食の制約 場所による飲食の許容度について前回よりさらに深く見ていきます。🛕 ガルバグリハ(聖室・本尊が祀られている場所)での飲食は完全禁止です。神の「霊的核」に最も […]

紅茶と宗教(6)ヒンドゥー教と茶文化(1)

🕌 ヒンドゥー教における飲食の基本観 🔥浄性 ヒンドゥー教はヴェーダ的伝統を背景に、食事に強い宗教的規範を持っています。食物は「身体・魂・宇宙の調和」を左右するものとされています。そこで、多くのヒンドゥー教徒は菜食主義を […]

紅茶と宗教(5)仏教と紅茶

🍵 第1章 喫茶去の精神 「喫茶去(きっさこ)」という禅語があります。この言葉は「お茶でもどうぞ」と訳されることが多いのですが、その言葉に込められた意味はもう少し深いものがあります。禅寺では、たとえ相手が修行僧であれ訪問 […]

紅茶と宗教(4)ユダヤ教と紅茶文化

📜歴史的背景 🪶19〜20世紀の大移動 ⚡ポグロム(Pogrom) ポグロムはロシア語で「破滅させる、暴力的に破壊する」という意味の言葉で、19世紀後半にロシア帝国や東欧で発生したユダヤ人迫害事件の総称です。これと経済的 […]

紅茶と宗教(3)イスラームと紅茶(2)スーフィズム

🧸くま回りました🌀 🍃誰にも内緒 あるとき私は、信頼していた知人に「他の人には内緒で」とだけ言われて、とある場所に連れていかれました。そこは外観は古びていたけれど、中に入ると驚くほど丁寧に掃除されていて、静かで、澄んだ空 […]

紅茶と宗教(2)イスラームと紅茶(1)酒を遠ざけ、茶を嗜む

🔰イスラームについて 世界の紅茶文化を見渡すとき、イスラーム世界ほど「日常の中に紅茶が溶け込んでいる」文化圏は珍しいかもしれません。トルコのチャイグラス、モロッコのミントティー、パキスタンやバングラデシュの濃厚なミルクテ […]