🧾 制度・規格・認証

🧾制度・規格・認証カテゴリでは、紅茶にまつわる品質、安全性、表示や貿易ルールなど、さまざまな「決まりごと」の背景を解説します。
これらの制度は、自然に生まれたものではありません。国や企業、人々の交渉や価値観の違いから生まれた、人間味のある仕組みです。

ここでは、JAS(日本農林規格)やISO、有機認証、フェアトレードなどを例に、制度がどのように生まれ、どのような意味を持つのか──その「顔の見える」解説を試みます。

ISO 14502-1(茶抽出物中のポリフェノール測定)

📘 定義(Definition) ISO 14502-1 は、茶の抽出物に含まれる総ポリフェノール含有量を、比色法により定量的に測定するための国際規格です。 📚 説明・背景(Explanation / Background) 🧪 関連属性・…

USDA Organic(アメリカ農務省有機認証)

📘 USDA Organicの定義 USDA Organicとは、アメリカ農務省(United States Department of Agriculture)が定めた有機農産物の基準および認証制度です。農産物・加工品・輸入品を含む広範な…

GFSI(食品安全イニシアチブ)

📝 定義(Definition) GFSI(Global Food Safety Initiative)は、食品の安全性確保を目的として設立された国際的な民間主導のイニシアチブです。複数の食品安全認証スキームを「ベンチマーク」という共通枠組…

ISO 8157(肥料と土壌用語)

📝 定義(Definition) ISO 8157は、肥料に関する用語の意味と使用法を標準化するための国際規格であり、製造・分析・表示・流通などの実務における共通理解を確保する目的で制定されています。 📚 説明・背景(Explanation…

ISO 6078(紅茶および関連用語の定義)

🍃 概要 ISO 6078:1982 は、紅茶・緑茶・ウーロン茶・インスタントティーなどを含む「茶(tea)」とその関連製品について、国際的な共通語彙(用語と定義)を定めた国際規格です。 本規格は、製造・輸出入・品質検査・技術文書等において…

ISO 1839(サンプリング方法)

🔹ISO 1839の概要 ISO 1839:1980 は、茶(紅茶・緑茶・インスタントティー等)を対象とした代表的なサンプリング方法(試料抽出法)を定めた国際規格です。 製造ロットや出荷単位から、分析・検査に適した偏りのない代表試料を得るた…

ISO 1578(アルカリ可溶性灰分の測定)

🔹 概要 ISO 1578:1975 は、食品に含まれる灰分中のうち、アルカリ溶液(水酸化ナトリウム)に可溶な成分の量を測定するための国際規格です。 この規格は、アルカリ可溶性無機成分(例:リン酸塩、可溶性シリカ)の量を調べることで、灰分の…

ISO 1577(酸不溶性灰分の測定)

概要 ISO 1577:1987は、食品中の酸可溶性灰分(acid-insoluble ash)を測定する国際規格です。 これは、食品を焼成して得た灰分のうち、希塩酸に不溶な残留成分を定量するものであり、主に鉱物性異物(砂、石、土など)の混…