クリームティー(Cream Tea)

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概要

クリームティー(Cream Tea)は紅茶にスコーン+クロテッドクリーム+ジャムを合わせて楽しむ、軽食(軽いおやつ)スタイルのお茶の時間です。アフタヌーンティーのような三段スタンドや多品目が前提ではなく、スコーンが主役のシンプルなセットを指します。


歴史的背景

19世紀、イングランド南西部(デヴォン/コーンウォール)の酪農と避暑地文化の広がりの中で定着しました。地域色が強く、パンや菓子に塗るクリームとしてクロテッドクリームが用いられたことが現在の様式につながりました。鉄道の発達とともに観光地のティールームで普及しました。


現代において

英国各地のティールームやホテルで広く提供され、海外でも人気が高いです。塗り方の順序(デヴォン式=クリーム→ジャム、コーンウォール式=ジャム→クリーム)はよく話題になる文化的違いです。なお、豪華な多段スタンド中心のアフタヌーンティーとは別物で、クリームティーはより簡素で日常的な位置づけとなっています。


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