自家不和合性

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定義

自家不和合性(self-incompatibility)とは、植物が自分自身や遺伝的に近い個体の花粉では受精できず、種子を形成できない性質のことです。チャノキ(Camellia sinensis)もこの性質を持ちます。


解説

チャノキは同じ品種同士で受粉しても種子を作ることができないため、品種維持には挿し木によるクローナル増殖が利用されます。逆に、異なる品種との交配によって新しい実生が得られるため、品種改良やハイブリッドクローナルの育成では自家不和合性が重要な役割を果たしています。


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