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概要
オランダ東インド会社(VOC)は、1602年にネーデルラント連邦共和国で設立された植民地会社である。アムステルダム証券取引所で株式を公開し、世界初の株式会社とされる。有限責任や配当、証券取引といった近代資本主義の仕組みは、ここから始まった。
本拠地をバタヴィア(現ジャカルタ)に置き、アジア貿易を独占した。最盛期には艦隊を擁し「国の中の国」と呼ばれるほどの権力を誇ったが、18世紀以降は汚職や戦費による財政難、イギリス東インド会社との競争で衰退し、1799年に解散した。
日本との関係
日本とは1609年に平戸、1641年からは長崎・出島で貿易を行い、西洋医学や科学を伝える「蘭学」の基盤を築いた。
紅茶との関係
紅茶史との関係では、ヨーロッパに最初に茶を持ち込んだ会社として重要である。17世紀半ば、中国から緑茶や烏龍茶を輸入し、当初は薬として扱われた。やがて上流階級の嗜好品となり、紅茶普及の土台をつくった。
