オール・アバウト・ティー(ALL ABOUT TEA)

contents

概要

『ALL ABOUT TEA』はウィリアムHユーカース(Ukers, William Harrison)が書いた世界最初のお茶の総合書です。元々は上下2巻からなる大作ですが今は一冊に合本されているものも出ています。今はたぶん、合本版の方が入手しやすいと思います。

『ALL ABOUT TEA』
『ALL ABOUT TEA』合本版

説明・背景

ユーカースは、本書を執筆するにあたり、ブラジル、スマトラ、コロンビア、インド、中国、日本、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカを訪問、取材しました。お茶の歴史、栽培方法、効能、成分、語源などから各生産地・市場を調査し、貿易・標準規格まで広く整理しています。まさにAll About Tea (お茶の全て)を網羅しています。『All About Tea. Vol. 1』『All About Tea, Vol. 2』で読むことができます。

現在も歴史・産業の基礎参考書として引用されます。ユーカースは姉妹書として『All About Coffee』というコーヒーの本も書いています。こちらは今は『All About Coffee』というサイトで全部を読むことができます。


🫖紅茶文脈での使い方(英語短文)

英文: Ukers’s All About Tea remains a standard reference on tea history and trade.

和訳: ユーカースの『All About Tea』はいまも茶の歴史と貿易の基本文献と見なされています。

英文: A modern one-volume edition is easier to obtain than the original two-volume set.

和訳: 原著の上下本より、近年は合本版のほうが入手しやすいです。


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