チャノキは、ツバキ科ツバキ属の常緑樹です。野生では高木になりますが、栽培樹は低木に仕立てられるのが普通です。世界で主に栽培されているチャノキは基準変種であるチャノキ(学名:Camellia sinensis (L.) O. Kuntze var. sinensis)とアッサムチャ(学名:Camellia sinensis (L.) O. Kuntze var. assamica)で、茶業においては前者を中国種、後者をアッサム種といいます。
原産地はインド、ベトナム、中国西南部とされていますが詳細はわかっていません。世界的な視点で言えば、チャ栽培の北限はジョージア、南限はニュージーランドとされています。中国種の法は短い期間ならば霜にも耐えられるので、インドのDarjeeling地方、スリランカのウバ、ディンブラ、台湾の中央山地などの標高の高いところでも栽培されています。
抹茶、緑茶、紅茶、烏龍茶などの中国茶などはすべて同じチャノキからできています。
チャノキは挿し木でどんどん増やすことができます。こうして増やしたものは元と同じ性質を持っていますが、実をつけることがありません。実をつけるのは種から育てたチャノキだけです。
参考 クローナル
