カスデック(貿易用語)

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定義

カスデック(Cask Deck)とは、紅茶オークションおよび輸出入取引において使用される、出品・出荷される茶箱(cask)の内容をロット単位で一覧化した公式書類のことです。

オークション参加者・ブローカー・バイヤーが、市場全体を俯瞰するための基本資料です。


記載内容

典型的なカスデック(貿易用語)には以下が含まれます。

  • ロット番号
  • エステート/産地
  • グレード
  • 箱数(casks)
  • 重量
  • 出品者・ブローカー
  • オークション日
  • 場合によっては想定価格帯

実務上の意味

この書類を正しく読めるかどうかは、オークション実務に参加できるかどうかの基準とされます。

面接などで「カスデックを見せてほしい」と言われた場合、

  • 書類の構造理解
  • ロット構成の把握
  • 書類と現物を結びつける力

が一般的には問われています。


紅茶用語との関係

貿易用語としてのカスデックは「紅茶用語としてのカスデックを現実の書類に落とし込んだもの」と考えると理解しやすいです。

書類としてのカスデックを「盤面」として読める人だけが、頭の中に市場のカスデックを構築できると解釈されます。


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