Catherine of Braganza (キャサリン・オブ・ブラガンザ) はCharles II (チャールズ2世) のもとに嫁いできたポルトガルの王女です。
イングランドに最初に紅茶をもたらしたのが、Catherineです。彼女が嫁いだ1662年前後がイングランドにおける紅茶文化の始まりとされています。当時紅茶は大変な高級品で、相当身分が高くなければ手に入れることすらできませんでした。
Catherineはポルトガルからインドのボンベイ(ムンバイ)や北アフリカのタンジールを持参金としました。そして婚礼用品の一部として同時に大量に持ち込んだのが紅茶でした。
彼女は紅茶を毎日のように飲んでいました。これは当時貿易先進国として繁栄していたポルトガルの王女だったからこそできたことでした。彼女が生活していたサマーセット・ハウスでは、訪問者にこの紅茶が毎日ふるまわれ、人気を呼びました。そこから、イングランドにおける喫茶の習慣が確立していくことになったのです。
