Codex CXS 1-1985(一般的な包装食品の表示規範)

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🏷️ Codex CXS 1-1985【一般的な包装食品の表示規範】

分類:国際・国内食品規格集/表示・ラベル規定
正式名称:Codex General Standard for the Labelling of Prepackaged Foods
制定機関:FAO/WHO Codex Alimentarius Commission
制定年:1985年(以降、随時改訂)

📘 概要

Codex CXS 1-1985は、包装された食品(prepackaged foods)に対する基本的な表示ルールを定めた国際規範です。名称、原材料、内容量、賞味期限、保存方法、製造業者情報などの「消費者にとって必要不可欠な情報項目」の表示義務を体系的に定めています。
紅茶やハーブティーの国際貿易にも広く適用されています。

📌 主な要件(抜粋)

Codex CXS 1-1985
Codex CXS 1-1985

🧭 紅茶への影響

  • 輸出用紅茶・ティーバッグ・香料入り茶には本規格の表示義務が生じます(特に原材料表示と賞味期限)。
  • フレーバーティーや加糖紅茶などは、成分表示の正確性が国際的に監視されます。
  • 輸入国(例:日本、EU)ではこのCodexを元に独自の「食品表示基準」が定められており、相互参照されています。
  • この規範は、「紅茶は嗜好品であっても食品である」という前提に立つ全ての国際取引・表示管理の基礎です。

📎 Codex外部との関連規格

ISO 22000:食品安全マネジメントシステム。表示管理も含む。
Codex CXS 107-1981:ラベル表示の補足規範。
日本の食品表示基準:Codexを参考に農水省・消費者庁が整備。
EU食品表示規則(FIC):Codexに準拠しつつ独自強化。