Codex CXS 131(茶類の国際規格)

contents

📘 正式名称

Codex Standard for Tea (CXS 131-1981)
(茶のコーデックス規格)

📌 概要

Codex CXS 131は、FAO/WHO合同の食品規格委員会(Codex Alimentarius Commission)によって制定された、「茶(Tea)」に関する国際的な製品規格です。

紅茶、緑茶、ウーロン茶、および即席茶(抽出物を含む)に共通する基本的な品質要件が定められています。

📌 主な対象範囲と内容

  • 対象製品:
    • 発酵茶(紅茶)、不発酵茶(緑茶)、部分発酵茶(ウーロン茶)
    • 茶葉から得られた抽出物・濃縮物・即席粉末茶
  • 品質要件:
    • 外観、色、香気などの感官的品質
    • 水分含量、不溶性灰分、粗繊維、水抽出物の割合 などの化学的成分基準
  • 汚染物質や添加物の扱いは、Codex CXS 192(汚染物質)やその他の基準と併用

🫖 紅茶との関係性

  • 国際貿易における「紅茶」や「ブレンド茶葉」の分類・規格根拠として参照される
  • ISO 3720(紅茶の国際規格)と用途は重なるが、Codex CXS 131の方が茶全体(緑茶・即席も含む)を包括
  • 多国間貿易協定・SPS措置の基準値設定にも利用される

📍 備考

  • Codex CXS 131は、茶を農産加工食品として国際的に認識・分類するための共通言語です。各国の茶輸出入制度の基礎に位置づけられます。
  • FAOや古い文書では“FAO CXS 131”や“CODEX STAN 131”とも記載されます

📚 参考リンク