コットンフィルター

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概要

コットンフィルター(cotton filter)は綿素材を使った濾過具の総称です。紅茶では主に

S1:使い捨て袋型(コットンティーバッグ)

S2:ネル状の再利用型

の2タイプがあります。


📚 説明・背景

  • S1 袋型:日本人には見慣れたお茶のティーバッグを作る袋のコットン版です。目が細かく粉漏れが少ないです。茶葉の動きは限定されるため、量と攪拌で調整する必要があります。
  • S2 ネル型:代表的なのはフランス式で紅茶を淹れる場合に使うコーヒーのネルドリップに似た形のフィルターです。抽出速度が安定し、紙より香味油を残しやすいです。手入れ前提の「道具」寄りです。

🧪 関連属性・補足情報

  • 手入れ:洗剤は絶対にNGです。湯洗い→水気を切って風乾、定期的に煮沸が基本です。におい移りに注意が必要です。
  • 抽出感:紙<コットン<金属(香味油の通りやすさ)。
  • 粒度:細かい等級やハーブの微粉抑えに有効です。ハーブバス(ハーブの入浴剤)にもよく使われます。

🫖 紅茶文脈での使い方(英和例文)

英文: Rinse the cotton filter with hot water before brewing to remove lint and odors.

和訳: <strong data-start="1409" data-end="1420">糸くずやにおい</strong>を除くため、抽出前に<strong data-start="1430" data-end="1437">湯通し</strong>します。

英文: Nel-style cotton filters retain more aromatic oils than paper.

和訳: ネル型コットンは<strong data-start="1529" data-end="1545">紙より香味油を残しやすい</strong>です。


🚫 注意・比較

  • コーヒー用ネルは香り移りが強いので兼用しないほうが良いです。(と、いうかすべきでないです)
  • 長期使用で酸化臭が出たら休ませるか交換をする必要があります。でも、実際に酸化臭が出たら交換が現実的です。

🧸 くまの一言

道具は「育つ」ものです。でもにおいが立ったら潔く買い替えがこの場合は正解です。

コーヒーのネルドリップはそれなりに意義がありますが、紅茶の場合そこまで「ぜひこれが良いです」とは思えないのです。紅茶はコーヒーほど強い香りを持っているわけではないので、余計そう感じるのです。異論反論は認めますけどね。