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項目 | 日本 🇯🇵 | EU 🇪🇺 | 米国 🇺🇸 | 英国 🇬🇧 |
法的根拠 | 食品表示基準(消費者庁) | Regulation (EC) No 1334/2008 | 21 CFR Part 101(FDA) | EU法を継承・独自運用 |
香料の定義 | 食品の香りや味を付与する目的で使用される物質 | 天然、天然同一、人工香料の区分あり | 天然、人工香料の区分あり | EU法に準拠 |
表示方法 | 原則として「香料」と一括表示 | 「香料」または「天然香料」など具体的な表示が可能 | 「natural flavor」または「artificial flavor」と表示 | EU法に準拠 |
天然香料の表示 | 原則として「天然香料」などの表示は不可 | 原料の95%以上が天然由来の場合、「天然香料」と表示可能 | 天然由来であることを示す表示が可能 | EU法に準拠 |
一括名表示の対象 | 香料、乳化剤、酸化防止剤など | 香料、着色料、保存料など | 香料、着色料、保存料など | EU法に準拠 |
関連規格・ガイドライン | CODEX STAN 1-1985、CAC/GL 66-2008 | Regulation (EC) No 1334/2008、CODEX STAN 1-1985、CAC/GL 66-2008 | 21 CFR Part 101、CODEX STAN 1-1985、CAC/GL 66-2008 | EU法を継承しつつ独自のガイドラインを策定 |
📘 補足:Codexの香料使用ガイドライン(CAC/GL 66-2008)
Codex Alimentarius Commissionが策定した「香料使用ガイドライン(CAC/GL 66-2008)」では、香料の分類や使用に関する国際的な基準が示されています。
- 香料の分類
- 使用原則
- 消費者を誤解させない表示。
- 安全性が確認された香料の使用。
- 必要最小限の使用量。
- 製品の風味を改善する目的での使用。
詳細は以下のリンクをご参照ください。
🔗CAC/GL 66-2008 香料使用ガイドライン(英語)
このように、香料表示制度は国や地域によって異なります。紅茶製品やフレーバー飲料の輸出入、商品開発の際には、各国の規制を十分に理解し、適切な表示を行うことが重要です。
本用語の国際的な運用や各国規制の実務対応について、さらに詳しく知りたい場合はこちらからご連絡ください。必要に応じて、各国の公式文書やガイドラインもご案内できます。