Food Safety Culture

食品安全文化のことです。

組織内における食品安全に対する価値観・信念・行動様式の集合体です。
これは経営層から現場の作業者に至るまでが、食品の安全を最優先とする文化を共有・実践している状態を指します。食品工場などでは特に重要で、この文化が徹底されているかどうかでその工場における食品安全性が決まるといっても過言ではありません。

紅茶との関連
紅茶製造や輸出事業において、「手順はあるが現場が従っていない」状態を防ぐために、形式ではなく実践としての食品安全意識が必要です。

具体例
・作業員が異常に気づいたら上長に報告する習慣がある
・異物が混入した疑いがあるときに、上からの指示を待たずに製品を止める
・経営者が現場巡視時に食品安全について声掛けする

近年の動向
GFSI(世界食品安全イニシアチブ)では、食品安全文化の醸成を認証スキームに組み込む流れが強まっています(例:BRCGS Issue 8では明記)。