玉解き・ふるい分け(roll-breaking, green-sifting)
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概要
玉解き・ふるい分け(roll-breaking / green-sifting)は、揉捻後にできた葉塊(ロールボール)をほぐし、ふるいで粒度を分級して、酸化(発酵)の均一化と通気性を高める中間工程です。
・同義/別表記:ロールブレイキング/グリーンシフティング
関連規格/典拠
・オーソドックス製法の工程記述(rolling → roll-breaking/sifting → oxidation)
・装置:ロールブレーカー、グリーンリーフシフター等の運転指針(産地資料)
目的/機能
①塊の解消で酸素接触を均一化
②粒度別に酸化条件を合わせ、過発酵/未発酵を防ぎます。
範囲/定義境界
オーソドックス製法の揉捻と酸化の間で行うのが基本。ふるい分けで得た細かい画分(dhool等)は酸化が速いため、別管理にすることがあります。
類似/対比
この工程を省くと中心部が過湿・外側が乾き気味などのムラが出やすく、香味のバラつきや赤み不足/渋み過多の原因になります。
歴史的背景
手作業の「ほぐし」から、近代は連続式の解塊・分級装置が普及し、処理量と再現性が向上しました。
🫖紅茶文脈での使い方(英語短文)
英文: Roll-breaking loosens balls after rolling to ensure even aeration.
和訳: <strong data-start="2626" data-end="2633">玉解き</strong>は揉捻後の塊をほぐし、<strong data-start="2644" data-end="2653">通気を均一</strong>にします。
英文: Green-sifting separates leaf grades before controlled oxidation.
和訳: <strong data-start="2740" data-end="2749">ふるい分け</strong>で粒度を分け、<strong data-start="2756" data-end="2767">管理された酸化</strong>に備えます。