殺青
Contents
🏷️ 概要
殺青とは、摘み取った茶葉を加熱することで酵素の働きを止め、酸化(発酵)の進行を抑える工程です。主に緑茶・白茶・黄茶・青茶の製造において行われ、茶の香りや色を決定づける重要な分岐点となります。
定義
👉 殺青 = 加熱 × 酵素失活 × 酸化停止
📖 目的
- 酸化酵素(ポリフェノールオキシダーゼなど)を停止する
- 茶葉の色(緑)を保持する
- 香気の方向性を固定する
🧩 構造
茶の分類において最も重要なのは「どこで酸化を止めるか」です。
殺青はその「スイッチ」です。
- 早い → 緑茶(フレッシュ・青い香り)
- 遅い → 烏龍茶・紅茶(熟成・甘い香り)
つまり、殺青のタイミングが「茶の性格」を決めるのです。
🧪 特性
- 加熱方法によって風味が変わる
- 酵素反応を物理的に停止する
- 一度行うと基本的に後戻りできない
⚙️ 主な方法
- 炒青(中国)
→ 鍋で炒る(香ばしい香り) - 蒸し(日本)
→ 蒸気で加熱(青く瑞々しい香り)
同じ「殺青」でも文化によって味が変わるのです。
⚠️ よくある誤解
❌ 殺青=乾燥
→ 乾燥ではなく「酵素停止」
🍵 補足
「殺青」という言葉は「青(若さ)を殺す」という意味を持ちます。
しかし実際には「青さを保つために止める」工程です。
この逆説が、茶文化の面白さです。