ハダニの種類は多く世界では700種類以上が発見されています。ハダニは、高温で乾燥した環境を好みます。全長0.3~0. 5mmほどで肉眼では確認しにくいのですが、白色や褐色の斑点ができるので、それで存在がわかります。
水に弱く、葉の裏に生息します。葉について口針を刺し吸汁する吸汁性害虫に分類されます。前述の通り、吸汁の跡が白色や褐色の斑点として残り生息密度が過密になると葉が白っぽくなり、生育に影響を与えます。また、クモのような糸を出して葉や花に糸を張り、花も被害を受けます。このクモの巣のような状態になるとかなりの量のハダニがいると思って間違いありません。防除が遅れると大量発生するので、早めに手を打つ必要があります。
日本ではミカンハダニ、カンザワハダニ(赤色)、ナミハダニ(黄緑色)が多いです。
スリランカではRed Spider Mite(赤ダニ)、Tea Yellow Mite(黄茶ダニ)、Blister Mite(水疱ダニ)が多く、事例は少ないですがtwo-spotted spider mite(ナミハダニ)の例も報告されています。