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正式名称:Safe Quality Food Program
運営機関:SQFI(Safe Quality Food Institute)/FMI(米国食品マーケティング協会)
認証範囲:食品製造・包装・流通・農業
承認機関:GFSI(Global Food Safety Initiative)
概要
SQFは、食品の安全性と品質の両方を同時に管理することを目的とした国際的な認証スキームです。
ISO 22000やFSSC 22000と異なり、より商流・小売の視点を強く反映しており、北米市場で特に重視される傾向にあります。
紅茶製品を取り扱う包装工場やティーバッグ工場でも導入実績があり、FSSC 22000やIFSと補完的な位置にあります。
起源・背景
1990年代前半、オーストラリア農業省によって開発され、後に米国食品マーケティング協会(FMI)に移管されました。背景にはオーストラリア産食肉・青果の輸出時に発生した品質クレームや、北米市場における食品安全スキャンダルがあり、輸出主導国としての信頼性確保が急務だったことがあります。
特徴と対象領域
対象工程:農園・製造・包装・流通・小売(モジュール化された審査)
特徴:食品安全(HACCP)+品質管理(QMS)をセットで審査
普及地域:主に米国・カナダ・オセアニア・ASEAN
紅茶との関連
欧米への紅茶輸出では、バイヤーからSQF取得が求められる場合もあり、大規模工場やOEM生産者にとって重要な認証です。実際に、北米向けOEM工場や、ブレンド製品の包装工場における工場で取得されている例があります。
補足
SQF(Safe Quality Food)は、食品の安全と品質を包括的に審査する国際認証スキームで、特に北米市場において強い信頼性を持つっています。紅茶製品の加工・包装においても取得例があり、FSSC 22000やIFSと並ぶ制度的な基準点として位置づけられています。
類似スキームとの対応表
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