萎凋槽(Withering trough)

概要

茶葉を強制通風によって萎凋させるための設備です。箱状(槽状)の構造を持ち、下部から送風することで均一な萎凋を実現します。


仕組み

萎凋槽は、茶葉を載せる網状の床と、その下に設置された送風装置(ファン)で構成されます。

  • 下部から空気を送り込む
  • 茶葉の層を通過させる
  • 水分を均一に蒸散させる

さらに、

  • 温風/冷風の切り替え
  • 湿度管理

などにより、萎凋速度と香気形成を精密に制御できます。


役割

従来の萎凋棚に比べて、

  • 萎凋の均一化
  • 天候に依存しない安定生産
  • 大量処理の効率化

を実現します。

紅茶製造では特に重要で、製品品質のばらつきを大きく減らす要因となっています。


萎凋棚との違い

萎凋棚

  • 自然通風(風・日光)
  • 環境依存が大きい

萎凋槽

  • 強制通風(ファン制御)
  • 人工的に条件を制御

ポイント

  • 「設備の進化」によって萎凋の再現性が向上
  • 萎凋香の安定化にも寄与
  • 近代紅茶工場の中核設備
辞典タグ