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Golden Tips Tea社について
Golden Tips Teaとは
Golden Tips Tea (ゴールデンティップス)はかつてカルカッタと呼ばれていたインド西部の西ベンガル州コルカタにあるTea Brandです。
1933年に設立されたGolden Tips Teaは100%インド産の紅茶を提供することを目的としています。ダージリン、アッサム、ニルギリなどで有名なインドの紅茶は、長年の人気と共に多国籍企業間による価格競争によって、インド以外で生産された安価で質の悪い茶葉とブレンドされ、質の悪いものが「インド産」として世界市場に出回ったのです。それによってインドの紅茶産業の評判などに大きな打撃が加えられたのです。
さらに植民地時代から続いたインドの茶園などでの低賃金労働などの悪い職環境や利害関係者の利益主導主義が重なり、インドの紅茶産業全体が大きく劣化してしまいました。
Golden Tips Teaはこうした状況を改善するために世界的紅茶市場でのインド紅茶の評判の復権とさらなる品質向上に勤めました。例えば、主要な茶園から20から精々40㎞以内に工場を確保し、新鮮な茶葉を新鮮な内に加工し、パッケージングするなどの努力を行いました。日本ではほんの一部しか買えませんが、現地に行くとなんと250種類以上の紅茶があるそうです。
3代目のMadhav Sarda (マダブ サルダ)の代では1つの小売店からインド東部の20店舗の高給店にまで発展し、同時にインターネット販売にも力を入れ、世界中に商品を広げるようになりました。
日本でのGolden Tips
日本では酒類販売の最大手やまやでGolden Tips Teaの紅茶が買えます。なので目にしたことがある人も多いと思います。Golden Tips Teaが適正価格を旨としていることと、やまやの安売りの姿勢のおかげで非常に安価で買うことが出来ます。あまりに安いので味や風味が心配になってしまいそうですが、そこはインド産茶葉100%とその品質を謳うGolden Tips Teaですからまったく心配ありません。
実はくまも最初やまやで見た時に「こんな安い紅茶(しかもリーフティー)では味もそれなりだろう」と思いながら、物は試しでいくつかを買ってみました。そして驚きました。「この値段でこの味、この風味はお買い得なんてものじゃない」と正直思いました。やまやに行く機会がある方で、もしまだGolden Tips Teaの紅茶を飲んだことがない方がいらっしゃったら、騙されたと思って(騙す気も、騙すメリットもありませんが)、買ってみることを強くお勧めします。コストパフォーマンスがものすごく良いものです。
くま家にあるGolden Tips Tea
Assam
アッサムで栽培される、力強いフルボディな味わいの紅茶のリーフタイプです。香りもしっかりしていますし、味もアッサムらしい奥深さがあります。くまはストレートで飲みますが、ミルクティーにもおすすめです。

Darjeeling
インド、ダージリン地区で栽培されたダージリンのリーフティーです。明るい色合い、マイルドでフルーティな香りが特長です。しっかりしたDarjeelingの香りが缶の中の袋をあけた途端に感じられます。味もしっかりしていておいしいです。くまは当然ストレートで頂きますが、レモンやミルクを入れても負けない力強さがあると思います。

Nilgiri
インド南部のNilgiri (ニルギリ)地方で栽培される、ライトですっきりした味わいの紅茶です。この値段でハイグローンティーである本格的なNilgiriが飲めるのは凄いことだと思います。こう言い切れるほど「NilgiriらしいNilgiri」です。香りも味も申し分ありません。くまは当然ストレートで頂きます。ミルクティーが好きな人によるとミルクを入れてもおいしいとのことでした。

Golden Orange Pekoe
インド、ダージリン地区で栽培した茶葉を厳選使用したリーフティーです。Goldenという言葉がついていますが、純粋なDarjeelingのorange pekoe です。この値段でこの味と風味なら文句の付けようがありません。あまり苦みや渋みが出ませんから、くまはもちろんストレートティーで頂きます。ミルクティーなどにしたい場合は少し濃いめに出した方が良いと思います。ただし、その場合の大事な注意点は「濃く出すために時間を多くする」というのは絶対ダメです。渋みや苦みが出てしまって味が落ちます。濃く出したい場合は茶葉を多めに入れて、とするのが正しい淹れ方になります。もちろん、レモンティーにもあいます。でもやはりくまとしては、ストレートで一度は味わって頂きたいと思います。

Strawberry Tea
アッサムに甘酸っぱいいちごの風味をプラスしたリーフティーです。優しい味わいが広がります。いちごのフレーバーが最初袋を開けた時は「ちょっと香りが強すぎるかな」と思ったのですが、実際に淹れてみると香りが落ちつきます。アッサムらしい力強い味も感じられてバランスの良いフレーバーティーとなっています。ただ、ブラックティーに感じたほどの感動はありませんでした。でもおいしいのは間違いありません。

Mango Tea
アッサム茶葉にトロピカルなマンゴーのフレーバーを加えたものです。アッサムらしい味とマンゴーの甘い香りがよくあっています。これも最初に袋を開けた時は「うわ、香料が強い!」と思ったのですが、実際に淹れてみると香りが落ちつきおいしく頂けました。ちょっと濃いめに出して、甘みをくわえてアイスティにするのもおすすめです。
