contents
- Tea Palaceについて
- くま家にあるTea Palaceのお茶
- Black Teas
- Blended Black Teas
- Earl Grey Teas
- Herbal Infusions
- Fruit Infusions
- Floral Teas
Tea Palaceについて
Tea Palace(ティーパレス)は、イギリス・ロンドンにある世界中の高級な茶葉やインフュージョン(ハーブやドライフルーツ等をブレンドしたタイプの飲み物、つまりハーブティーやフルーツティーの総称です)を幅広く販売している紅茶専門店です。
2005年にTara Calcraft(タラ・キャルクラフト)が設立しました。ロンドンのCovent Garden(コヴェント・ガーデン)にある店舗では、シングルエステートティー(単一茶園紅茶)から、ハウスティー(オリジナルブレンド)、ハーブ・インフュージョン、フルーツ・インフュージョン 、ティートニックまで幅広く販売しています。
Tea Palaceの茶葉は人工的な香料、香油、甘味料は一切使用していない点が特徴です。ただし今のところ、ティーバッグは生分解性のものに完全には切り換えていないようです。(2025年5月現在)
日本では以前はいくつかの百貨店の紅茶コーナーにそれなりの数の種類が常備されていましたが、今は伊勢丹系の一部に少量のみの取り扱いとなっています。ですから今Tea Palaceのお茶を手にいれる場合はネットショップを利用するのが現実的です。イギリスから直接買えるようになってなっています。
くま家にあるTea Palaceのお茶
以下は家にあるTea Palaceのお茶について書いていきます。Tea Palaceの公式サイトを参考にさせて頂きましたが、かなり私見も入っています。
Black Teas
Black Teaは、摘み取った後の葉の乾燥と揉みの後に起こる自然な発酵(酸化プロセス)によって、独特の風味と色を帯びます。ティーパレスでは、世界的に有名なアッサム、ダージリン、セイロン、の他にブラックティーのオリジナルブレンドなど、シングル エステートの紅茶を幅広く扱っています。
Imperial Ceylon
Imperial Ceylon (インペリアル セイロン)はスリランカ南部のMatara (マータラ)にあるDickwella (ディックウェラ農園)から手摘みされたシングルオリジンでセイロン茶の最高品質のものです。
Imperial Ceylonは、フルーティーな香りとすっきりとした滑らかな風味で知られ、ほのかに土っぽい風味が深みのある味わいを醸し出しています。長くて細い、少し丸まった形に丁寧に巻かれた茶葉には、たっぷりの新芽と先端が含まれており、マイルドでありながら香り豊かな紅茶に仕上がっています。
Imperial Ceylonの水色は上品な銅褐色で、この水色は高品質の茶葉であることを示しています。ストレートでもミルクティーでも楽しむことができる紅茶ですが、くまはもっぱらストレートで楽しんでいます。

Palace Breakfast
Palace Breakfast (パレス ブレックファスト)は、コクのある風味となめらかでバランスのとれた味わいで、Breakfast Tea(ブレックファストティー)に最適な紅茶です。最高級のアッサムとセイロンの葉から作られたこの特製ブレンドです。
Tea Palaceの代表的なBreakfast TeaであるPalace Breakfasは、アッサムとスリランカの最も古く、最も名声のある茶園から厳選された 2 種類のシングルオリジンティーから作られています。茶葉は、インドとスリランカの農園から手作業で選別されています。
アッサムは、温かみのあるスパイシーな香りとコクのある特徴を持つ、深くてモルティなベースをもたらし、セイロンは、洗練された芳香を持ちます。これらを慎重にバランスよく組み合わせることで、爽快で深みのある、滑らかで満足のいくお茶が生まれます。
Palace Breakfastは、ストレートでもミルクティーでも美味しく頂けます。くまは茶葉にお湯を注いで、わりとすぐに漉してストレートで味わうことが多いです。でも、少し濃いめにして(時間が経つとすぐかなり濃くなります)ミルクティーにしたものも好評です。

Afternoon at the Palace
ほのかなココアの香りがする香り豊かなブレンドのAfternoon at the Palace(アフタヌーン アット ザ パレス)は、afternoon teaの為に作られたブレンドです。洗練された味わいと繊細なココアの香りが特徴のこのTea Palaceだけのブレンドです。
2005年に高級住宅地のNotting Hill (ノッティングヒル) のレストランで採用されたAfternoon at the Palaceは、それ以来、イギリスの一流ホテルやレストランで人気を博しているそうです。このエレガントなブレンドは、最高級のダージリンとキーマンのブレンドです。ダージリンのほのかなマスカットの香りがココアの風味と調和したブレンドとなっています。
くまはこの紅茶はストレートで味わうのが一番、この紅茶の香りを楽しめると思っています。2杯目は好みでミルクティー等にしても良いと思いますが最初の1杯はストレートで楽しむべきだと思います。

Blended Black Teas
Blended Black Teas(ブレンデッドブラック ティー)は、ブラック ティーに、フルーツや花、スパイスやハーブなど、さまざまなフレーバーを加えたものです。これらのブレンドは、バニラ、柑橘類の皮、ベリーなどの果実などや、シナモンやカルダモンなどのスパイスを用いて作られ多様なフレーバーを生み出しています。
Midsummer Mango
Midsummer Mango (ミッドサマー マンゴー)は、中国とスリランカの最高級の紅茶葉と、生き生きとした本物のマンゴーをブレンドし、トロピカルな雰囲気を醸し出したflavorteaです。このお茶は熟したマンゴーが甘くジューシーな風味をもたらし、ベースとなる紅茶のコクのある特徴を引き立てます。これらの組み合わせにより、バランスのとれた甘さと豊かな風味の調和のとれたお茶になっています。Midsummer Mangoの水色は鮮やかなオレンジ色です。
くまはホットストレートティーやアイスティーにして頂きます。風味が結構しっかりしていてアイスティーにしてもその香りはしっかりと楽しむことができます。ただ、くまの個人的な意見ですが、このお茶とミルクはあわないと思います。逆にフルーツティー(細かく切ったフルーツを数種類グラスに入れていれて馴染ませてから飲む飲み方)のベースティーとしても美味しいと思います。もちろんこれはホットでもアイスでも大丈夫です。

Orange Grove
Orange Grove(オレンジ グローブ)は、最高級のセイロンと中国の紅茶にオレンジの皮と天然のオレンジ オイルを組み合わせたフレーバーティーです。
Orange Groveを淹れると、爽やかでほんのり甘い、香り高くフルーティーな香りが広がります。このお茶の水色は明るい琥珀色です。しっかりとしたブラック ティーのベースが柑橘系の香りを引き立て、バランスのとれたものとなっています。
くまはOrange Groveはホットでもアイスでも美味しいと思います。オレンジの香りがかなり強いので甘みを少しくわえても美味しいと思います。このお茶もミルクティーにはあわないと思います。

Smooth Caramel
Smooth Caramel(スムースキャラメル)は上質な中国産とインド産の紅茶葉のブレンドに、キャラメルとバニラのエッセンスを加えたフレーバーティーです。お茶自体に豊かなコクがあり、中国とインドの紅茶の自然なモルトの風味が、キャラメルとバニラの風味のしっかりとした基盤となっています。
くまはこのお茶はストレートでも、ミルクを少し加えても美味しいと思います。ただし、ミルクを加えるときは紅茶をカップに注いでからミルクを少量ずつくわえて「自分にとってちょうど良い量」を見つけてください。私見ですがあまり量を入れてしまうと風味が死んでしまうまでは言いませんがある一定量を越えるといきなり風味が消えていくような感じがしています。ホットで飲むのが香りや風味をより楽しめると思いますが、このお茶のアイスティーが意外と好評だったのでアイスティーでも良いと思います。

Earl Grey Teas
Earl Grey Teas (アールグレイ)はEarl Greyのアレンジブレンドです。
Organic Lavender Grey
Organic Lavender Grey(オーガニックラベンダーグレー)はラベンダーの花の香りとベルガモットの柑橘系の香りを組み合わせたバランスのとれたブレンドです。
Organic Lavender Greyは芳醇な香りで知られるプロヴァンス産のラベンダーの花と高品質の紅茶葉から作られています。そこにレモンとオレンジの皮を加えることで、柑橘系の鮮やかな風味が加わり、ベルガモットの天然オイルが特徴的な柑橘系の深みのある風味を引き立てています。
どのEarl Greyのブレンドにも共通しますが、ホットでもアイスでも美味しく頂けます。くまはホット、アイスどちらもストレートもしくはレモンを浮かべて頂きます。ただミルクティーにはあわないと個人的に確信しています。

Organic Rose Grey
Organic Rose Grey (オーガニックローズ グレイ)は、アール グレイとピンクのバラの花びらの繊細な香りを組み合わせた香り豊かなブレンドです。
このお茶は、濃厚でコクのある風味の厳選された最高級の紅茶の葉をベースにしています。紅茶が豊かで力強いベースとなり、そこにピンクのバラの花びらを加えることで、繊細でありながら魅惑的な香り高い花の香りが加わります。そこにベルガモット オイルを加えることで、紅茶に特徴的な柑橘系の風味が加わり、バラの花びらのフローラルな風味とのコントラストが生まれます。さらにレモンとオレンジの皮を加えることでベルガモットを引き立てます。
くまはOrganic Rose Greyは伝統的なEarl Greyが好きな人でも花の香りと共に楽しむことができる茶葉だと思います。事実、くまは伝統的なEarl Greyをこよなく愛していますが、Organic Rose Greyはホットで香りが強く出る状態で飲んでも美味しいと思っています。ホットで美味しいEarl Greyならそのブレンドはアイスでも美味しいのは間違いありません。もちろんこのお茶にミルクは不要だと思います。

Herbal Infusions
Herbal Infusions(ハーブインフュージョン)は日本でいうハーブティーのことです。Tisane(ティザン)とも呼ばれます。Tisaneはフランス語でハーブティーを表す言葉です。さまざまな乾燥ハーブ、花、根、種子、またはスパイスをブレンドして作られています。ハーブティーには茶葉が含まれていないため、カフェインが含まれていません。
Tea Palaceのハーブティーブレンドはいくつか試しましたが非常に風味が良く美味しいものが多いです。ただ、ハーブティーに関してはハーブ専門店の方が種類も豊富です。もっと言えば料理用に当家ではハーブを育てているので、ついでにお茶用のハーブも自分で育ててしまうので、その方が香りの高いものが楽しめると思ってます。それでもたまに、こうしたティーショップのブレンドを楽しむのも楽しくて悪くありません。
Harmony
Harmony(ハーモニー)は、厳選されたハーブとスパイスを組み合わせたハーブティーです。アーユルヴェーダの原理からインスピレーションを得たこのブレンドは、Tea Palaceの人気商品だそうです。
カルダモン、コリアンダー、フェンネルによって、ほんのりスパイシーなベースと、自然な甘さが生まれます。カルダモンは独特の芳香のある風味を醸し出し、コリアンダーの柑橘系で少し土っぽい味がそれを引き立てます。フェンネルはほんのりとした甘さを加えて、カルダモンとコリアンダーの両方を引き立て、ブレンドの調和のとれた基盤を形成します。そらにジンジャー(生姜)、リコリスが心地よい後味の風味を生み出します。最後に、バラの花びらが花の香りをもたらしています。
くまはこのハーブティーはホットのストレートが美味しいと思いますが、アイスティーにしても暑い時期には美味しいと思います。

Twilight
Twilight(トワイライト)はレモンバーム、ペパーミント、ブラックベリーの葉、レモングラス、カモミール、ラベンダー、バラの花弁、オレンジの花、ヘザーの花がブレンドされています。鼻の奥にまでいきわたる爽快な香りと、さっぱりした味に花のやわらかい香りが加わっています。
くまは夕方、ちょっと疲れたときにストレートか少量のハチミツを入れて楽しむことが多いです。ただ、残念ながら今は廃盤になってしまっています。ただどこの農園でも良いからという考えでブレンドするなら大したことありませんが、産地を見るに結構贅沢なブレンドだったようなので安定供給が難しかったのかもしれません。

Evening Blend
Evening Blend (イブニングブレンド)はブラックベリーの葉、木いちごの葉、ラベンダー、ひまわり、バラの花弁、オレンジの皮、ローズヒップが使われています。
くまはホットで頂くことがほとんどです。ただ冷めても美味しいのでアイスティーにしても美味しいと思います。あっさりとしていて飲み心地が良いハーブティーです。

Fruit Infusions
Fruit Infusions (フルーツインフュージョン)はフルーツティーを表す言葉です。Fruit Infusionsはドライフルーツ、花、ハーブ、スパイスをブレンドして作られます。紅茶とは異なり、Fruit Infusionsには茶葉は入っていません。これらのブレンドは、ブレンドに応じて、甘くて酸味のあるものからさわやかで花のような香りのものまで、さまざまな風味があります。
またTea PalaceのFruit Infusionsにはそのまま食べることができるレベルのドライフルーツが使われているそうです。もっとも実際に食べてみようとしましたが硬かったです。でもお湯でお茶を出した後の柔らかくなった物ならば十分食べられると思います。
Strawberry & Raspberry
Strawberry & Raspberry (ストロベリー&ラズベリー)はイチゴ、ラズベリー、リンゴ、エルダーベリーの本物の丸ごとの果物と果物のかけらから作られたInfusionです。イチゴの爽やかな甘さとラズベリーの酸味、そしてリンゴのほのかな甘さとエルダーベリーの土っぽい風味が絶妙に調和した味です。
ホットでもアイスティーでも美味しく頂けます。くまはどちらが美味しいかといわれるとかなり悩みます。どちらも甲乙付けがたく美味しいです。

Precious Peach
Precious Peach (プレシャス ピーチ)は、本物の桃とマンゴーのかけら、リンゴ、ハイビスカスとひまわりの花びらで作られたこのInfusionです。
Precious Peachは、その素晴らしい風味だけでなく、ビタミンCもたっぷり含まれており、おいしいだけでなく健康にもよい飲み物です。カフェインは含んでいません。
くまはアイスティーにする方が好きです。でもホットでももちろん美味しいです。この辺は好みと季節によるかな、と思います。ホットで飲んでポットに余って自然に冷めたものを氷の入ったグラスに注いで、とすれば両方が味わえて良いとも思います。

Vital Apple
Tea Palaceの人気商品の一つだそうです。Vital Apple(バイタルアップル)は新鮮なリンゴにトロピカルパイナップル、レモングラスを調和させたブレンドです。
くまはこのInfusionsは飲む時の環境に合わせて、と言うのが良いと思います。寒い時にはホットで、暖かい時にはアイスティーで楽しむと良いと思います。もちろん、冬に暖かい部屋の中で頂くアイスティーも美味しいです。

Blood Orange
Blood Orange (ブラッドオレンジ)の芳醇な風味を再現するために作られたこのブレンドは、Blood Orange のピリッとした酸味とハイビスカスの酸味、リンゴのかけら、オレンジの皮、皮付きオレンジのくさび、さらにローズヒップの繊細な甘さが組み合わされています。
濃厚な風味で知られるBlood Orange は、このブレンドに深みと複雑さを与え、通常のOrange Infusionsとは一線を画しています。ビタミン Cがたっぷり含まれています。
くまはアイスティーで頂くのが好きです。ホットでも美味しいですが、ちょっと酸味が強いので、アイスティーにして少量のハチミツを入れる飲み方が気に入っています。

Seven Treasures
Seven Treasures (セブントレジャーズ)はパパイヤ、サルタナレーズン、クロフサスグリ、苺、ラズベリー、ブルーベリー、エマダーベリーの七種の果実をブレンドしたフルーツティーです。
とてもフルーティーで美味しいです。ホットでもアイスティーでも美味しく頂けます。ただ残念なことに今は廃盤となっています。同じ名前のブレンドティーが他のメーカーから出ていますがそちらは紅茶と緑茶をブレンドしたものでこのお茶とはまったく違うものです。

Floral Teas
残念ながらTea PalaceのFloral Teasはくま家にはありませんでしたので、今後ご縁がございましたら追加させて頂きたいと思います。