contents緑茶と紅茶
この素朴な質問。くまはこれ、即答できませんでした。
どちらも良いんですよね……
なんといっても「もともとが同じ葉っぱですから」
でも聞かれたからには答えずにいられないのが(元)職業病のくまです。
まとめて表にしました。
| 効果の種類 | 緑茶 | 紅茶 |
|---|---|---|
| カテキン | 豊富で抗酸化・抗菌作用が強い(特にエピガロカテキンガレート) | 酸化によって一部が「テアフラビン」に変化。抗酸化作用は維持されるが、種類が異なる。 |
| カフェイン | 比較的多め(煎茶は高め、番茶は低め) | 種類によるが、やや控えめ |
| リラックス成分 | テアニンによる神経安定・リラックス効果 | アルカロイドの一種であるテオブロミンも含む(緑茶よりやや覚醒寄り) |
| 消臭・抗菌 | 口臭予防・食中毒菌抑制に効果的 | そこまで強くないが整腸効果はある |
| ポリフェノール | 生葉に近い形で多種含む | 発酵(酸化)により変化(テアフラビン・テアルビジンなど) |
| 温性/冷性(漢方的視点) | 「涼性」で体を冷やす性質(体調により注意) | 「温性」で冷えにやさしい |
結局どうなの?
- 疲労回復や集中力向上、冷え改善には紅茶が向く
- 抗菌作用や脂肪燃焼サポート、リラックスには緑茶が向く
- 胃腸が弱い人には紅茶のほうがやさしい(緑茶は空腹時に刺激になることも)
結論 身体に「良い」は「目的」による
どちらも優れた効能を持っていて、目的別に使い分けるのがベストです。
たとえば……
- 花粉症や風邪予防 → 緑茶(カテキン)
- 冷え性や午後の気分転換 → 紅茶(温性・香り)
- 脂肪燃焼やダイエット中 → 緑茶(カフェイン+カテキン)
- リラックスしたい就寝前 → 番茶やデカフェ紅茶
と、いうように飲み分けることが大切という結論でした。