Codexの略号とその読み方

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1.Codexの略号

Codex Alimentarius(コーデックス規格)の文書分類において、以下の4つの略号がもっとも主要なカテゴリで、公式略号としては基本的にこれで完結しています。

  • CXS:Codex Standard(個別標準)
  • CXC:Codex Code(行動規範・一般原則)
  • CXG:Codex Guidelines(指針)
  • CXA:Codex Annex(付属文書)

旧来の略号(古い文書にみられる略号)

  • CAC/RCP:Recommended Code of Practice
    → 現行では CXC に統一されていますが、昔の文書は CAC/RCP 番号のまま残っています。
    CACはCodex Alimentarius Commission 全体を指す頭字語でもあり、文書番号では「旧来のRCP系」にだけ現れます。
  • GL:Guidelines(指針)→現在はCXGに統一されていますが、昔の文書では残っています。
略号種類読み方(例)解説
CXSStandardCXS 192-1995(規格第192号・1995年)個別の食品規格(例:食品添加物など)
CXCCodeCXC 1-1969(コード第1号・1969年)一般原則や衛生コードなど
CXGGuidelinesCXG 31-1981(ガイドライン第31号)表示や検査手順などの指針
CXAAnnexCXA 5-1984(付属文書第5号)指針に付随する補足文書など

2.文書番号構造の読み方

例:CXS 192-1995
これは「Standard(CXS)」で、文書番号192、発行年は1995年を意味します。
改訂されるたびに年号が変わる場合もあります(例:2022年改訂など)。


3.議事録や報告書等の識別

これらは Codex の略号とは異なりますが、以下のように整理されていることがあります。

  • REP:Report(会議報告書)
    例:REP20/FH(2020年 食品衛生委員会の報告書)
  • CL:Circular Letter(通達・回覧文書)
    例:CL 2021/12/OCS-PR(農薬関連のオンライン協議通達)

ただし、これらは公式規格文書ではなく運営関連文書です。


4.内部使用の識別子(ISOとの関連)

Codex規格は ISO や FAO、WHOの文書とも連携することがあります。


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