fertilizer(肥料)

🗂️ Term: Fertilizer

🏷️ 日本語訳: 肥料(ひりょう)

📘 定義: 植物の生育を助ける目的で、土壌や植物に与えられる栄養源。

📚 分類: 栽培・農業・科学用語(tea-cultivation / science)

📖 登場規格: JAS有機農産物の肥培管理(有機JAS)/ISO 8157(肥料の用語)など


📝 定義(Definition)

「肥料」とは、植物が必要とする栄養分(主に窒素・リン酸・カリウムなど)を補うために、土壌または植物に施用される物質を指します。


📚 説明・背景(Explanation / Background)

「肥料」という言葉は、古くから農業において不可欠な概念として用いられてきました。肥料は大きく分けて以下の2種類に分類されます。

  • 有機肥料:動植物由来の天然素材(堆肥、油かす、魚粉など)
  • 無機肥料(化学肥料):工業的に合成された化合物(硫酸アンモニウム、尿素など)

紅茶の栽培においても肥料は重要な役割を担っており、茶葉の成分や風味に直接的な影響を及ぼします。

特にスリランカなどでは、肥料の価格・入手性・政情が茶園の品質に影響することもあります。


🧪 関連属性・補足情報(Attributes / Notes)

  • fertilizer(肥料)の三要素(N-P-K):窒素(N)は葉を、リン酸(P)は根と花を、カリウム(K)は全体の健康を促進します。
  • 肥料焼け:過剰な施肥による植物へのダメージを与えることです。
  • 施肥スケジュール:栽培時期・気候条件・品種によって最適タイミングが異なります。
  • 生分解性資材・バイオ肥料:近年は持続可能性に配慮した肥料や資材が注目されています。
  • 有機JAS認証:「動物性肥料」「緩効性資材」「ミネラルバランス」などの制限が決められています。

🌱 茶の栽培との関係(Relevance to Tea)

紅茶の品質はfertilizer(肥料)の与え方、つまり「施肥設計」と密接な関係にあります。
例えば、スリランカの高地紅茶では「緩効性肥料」を用いた持続的な栽培が行われることが多く、これが繊細な風味と香りに影響します。

逆に、過剰な窒素施肥は苦味や渋味の増加につながるため、特にフレーバーティー向け茶園では慎重に施肥管理が行われます。

これらのような話題の時にfertilizer(肥料)という言葉が登場します。


🫖 紅茶文脈での使い方(英和例文)

“This tea was grown using organic fertilizer only.”
(この紅茶は、有機肥料のみを使用して栽培されています。)

“Fertilizer choice can impact both yield and flavor.”
(肥料の選択は収量だけでなく、風味にも影響を及ぼします。)


🧸 くまの一言

肥料の組み合わせは、まるでレシピのようです。
どんな素材で育てたかによって、お茶の個性もまったく変わってきます。
茶園の哲学が「施肥設計」に表れている気がすることもあります。


🔗 関連リンク(内部・外部)