contents概要
リーフティーはティーバッグ加工をしていない、茶葉そのものの状態で販売される紅茶のことを指します。なお、これは和製英語です。
日本では、リーフティー=高級、ティーバッグ=手軽・安価というイメージが強いですが、実際は必ずしもそうではありません。
🌏 英語圏では
英語圏では “loose leaf tea” や単に “tea” と表現され、あまり明確な対比語は存在しません。まとめると下の表のようになります。
表現 | 英語での使用頻度 | 説明 |
---|---|---|
loose tea | ◎ よく使われる(日常語) | 最も簡素で自然です。特に “loose tea vs tea bags” という対比で使われます。バルク状の茶葉(ティーバッグでない)をさします。 |
loose leaf tea | ◎ かなり一般的(丁寧・やや硬め) | 商品説明やカフェのメニューに多いです。茶葉の形を強調した表現でカフェ・業界用語的です。 |
leaf tea | ❌使われない | 日本の業界が独自に逆輸入した和製英語的用法です。 |
tea | ◎ 最も一般的。あえて区別しない | 文脈で「リーフかティーバッグか」が省略されがち |
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🧸くまの一言
「リーフティー」という言葉は、日本語としてはすっかり根づいていますが、英語では “loose tea” のほうが自然です。とはいえ、その言いかたが選ばれるのは、「袋に入っていないもの」に意味があるときだけです。つまり、“loose” は、区別のための言葉なのです。
ちなみにくまは断然リーフティー派です。日本ではその方が高品質のものが多いというのと、ティーバッグ素材に不安があるからです。ティーバッグでしか手に入らない茶葉の場合はティーバッグを分解して茶葉だけにして淹れます。