スリランカは「紅茶の国」と言っても良いほど紅茶産業が大きな地位を占めています。しかし、スリランカの紅茶産地は全体的に広がっているわけではありません。北海道の8割ほどの国土ですが、茶園面積は、国土の約12%にあたる221,000ヘクタールです。このうち、約60%が紅茶の栽培に使われています。また、茶産業に携わっている人は約200万人で、これは人口の約10%にあたります。
スリランカ産の紅茶(Ceylon Tea / セイロンティー)は世界中で人気があり、日本でも約65%がCeylon Tea です。その内キリンビバレッジの「午後の紅茶」に使用されているのは約24%に達します。
スリランカの紅茶は産地の標高によってハイグロウン、ミドルグロウン、ローグロウンに分けられます。


耕地面積(ha) | 割合 | |
ハイグロウン | 41,137 | 19% |
ミドルグロウン | 71,018 | 32% |
ローグロウン | 109,814 | 49% |
合計 | 221,969 | 100% |