contents概要
ティーポット(Tea pot)は紅茶を淹れるのに必要なポットです。丸みと容量に余裕があり、湯中で葉が対流・開葉しやすい形状が望ましいです。
📚 説明・背景
- 推奨運用は二ポット方式:紅茶の抽出用の丸みを帯びた形の抽出用ポット → お好みのサーブ用ポット(またはピッチャー)に全量移すという使い方です。
- 素材:磁器・陶器は保温と味の丸さ、ガラスは抽出の見える化、金属(銀)は熱伝導が高く上級喫茶向けです。
- ふたの密閉性・注ぎ口の切れ・内蔵ストレーナーの有無が使い勝手を左右します。もっともくまは内蔵ストレーナーは使わずにストレーナーは別で用意しています。
🧪 関連属性・補足情報
- 容量の目安:2–3杯=500–700ml、来客用は大きめを用意します。でも2~3杯分が一番うまく淹れやすいと思います。
- 事前にポットを温めると温度降下が抑えられる、というか「絶対に温めておかないとダメ」です。冷えたポットは確実に味と香りと風味を殺します。またポットはケトルの方に持っていくべきで逆はダメです。
- 茶種ごとに専用ポットを分けると香りブレンドを防げる、とはよく言われますが、実際いくつもポットを用意する人は少ないでしょう。ガラス製、磁器製のものならば洗剤をつけて毎回よく洗うことを習慣化しておけば大丈夫です。くまもガラス製の抽出用、磁器のサーブ用(大小2つ)を用意して、そうしています。
🫖 紅茶文脈での使い方(英和例文)
英文:Warm the teapot, brew to taste, and decant into a serving pot.
和訳:ポットを温めて抽出し、サーブ用へ移します。
英文:A round-bodied pot helps the leaves circulate freely.
和訳:丸みのあるポットは葉が自由に巡りやすいです。
🚫 注意・比較
- ティープレス:停止が甘いと渋みが出やすいです。二ポットは“止める”ための道具なのです。
- 茶こしだけ:カップ内抽出は温度と時間管理が難しいし、この方式をとるメリットが思いつかないのでお勧めはしません。
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🧸 くまの一言
ポットは「湯と葉のダンスホール」です。広さと形(丸さ)と温度が踊りやすさを決めます。
それにサーブ用のティーポットは形に制約がないので、磁器のもので自分が気に入ったものをいろいろ揃える楽しみもあります。まぁ、あれです、いわゆる「沼」というやつです(笑い