キャディースプーン

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概要

茶箱(ティーキャディ)からリーフティーを救い出すための小さなスプーンです。浅くて幅広の皿形が多いです。

MINTON ハドンホール キャディースプーン
キャディースプーン

説明・背景

もともとは茶葉を保管し、客人の前で使用した茶箱ティーキャディ(Tea Caddy)の付属品として作られたもので、名前はこれに由来しています。

英国では18–19世紀に銀製・装飾性の高いものが流行しました。湿気や匂いを持ち込まないよう、手を入れずに計量するのが目的のスプーンです。

一杯=厳密な計量スプーンではなく、目安として使います(1杯≒2–3g 程度、形状や茶葉で変動)。caddy/catty は「斤(きん)」=東アジアの重量単位から来た語源がある。日本語でも「食パン1斤」などと今でも使いますよね。


🫖紅茶文脈での使い方(英語短文)

英文: Use a caddy spoon to keep moisture and odors out of the tea caddy.

和訳: キャディースプーンを使うと、茶箱に湿気や匂いを持ち込まずに済みます。

英文: Antique silver caddy spoons are popular among collectors.

和訳: 銀製のアンティーク・キャディースプーンは収集家に人気です。