ナバート
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定義
ナバート(نبات /næˈbɑːt/)とは、イランで用いられる結晶化した砂糖で、紅茶とともに楽しまれる甘味です。

特徴
紅茶に溶かすのではなく、口に含んで飲みます。
形状と性質
結晶状の砂糖
棒状や塊で供されることが多い
ゆっくり溶ける
飲み方
ナバートを口に含む
そのまま紅茶を飲む
甘さを紅茶に加えるのではなく、口の中で重ねる飲み方です。
文化的位置づけ
イランや中央アジアに見られる砂糖文化の一種であり、ロシアの角砂糖文化と共通する飲み方を持つ
サモワール文化
北方ルートの影響
紅茶とともに伝わった飲用習慣の一部
紅茶との関係
紅茶の味そのものを変えるのではなく、飲み方そのものを作る要素です。
ナバートという名前について
ナバート(بات )は本来「植物」を意味する語です。
そこから、
「植物のように成長する結晶」=砂糖結晶
という意味に広がっています。
つまり、昔のイランの人たちが見たものがこうだったのでしょう。
砂糖水を放置
結晶がゆっくり成長
棒に沿って広がる
これが「植物みたいに生えている」となったのだと思われます。
くまの一言
甘さには「混ぜる」方法と「重ねる」方法があります。
イランの紅茶文化では、甘さは溶けるものではなく、寄り添うものなのです。
関連項目
サモワール
ロシア紅茶文化
角砂糖