天然香料基原物質

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概要

天然香料基原物質(natural flavouring source materials)は、「天然香料」の原料として国が認める出発物質のリスト。この基原に由来している場合のみ、天然香料として扱える。具体例や網羅表は『紅茶と香料(2)』を参照してください。

・同義/別表記:天然香料基原/天然香料基原物質リスト


関連規格/典拠

・日本の食品表示基準・関連通知(天然/人工の表示は原材料欄では区別せず「香料」表記
・各国の flavourings 規格(EU/US など)


趣旨

天然と称してよい範囲を明確化し、表示の適正化を担保することです。


実務

紅茶のフレーバリングでは、果皮・ハーブ・スパイス等が該当しやすいです。ラベル設計前に基原充足を確認します。


注意

日本の表示法では「天然香料」という語を原材料欄に直接書くのは不可です。表示は原則「香料」とします。


🫖紅茶文脈での使い方(英語短文)

英文: Before labelling, confirm that your citrus extracts come from approved natural flavouring source materials.

和訳: 表示前にシトラス抽出物が基原リスト由来かを確認します。

英文: In Japan, declare additives simply as “flavour” on the label; do not write “natural flavour”.

和訳: 日本では原材料欄は「香料」と表示し、“natural”は記載しません。


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