🇱🇰ヌワラエリヤ(産地)
contents
概要
ヌワラエリヤ(Nuwara eliya)はスリランカ中南部の中部州ヌワラ・エリヤ県の山岳地に位置し、主な産地と比べると比較的面積の少ない小さなエリアです。標高は1600~1800mと高く、ハイグロウンの中でも、一番標高の高い産地です。
日中は日差しが強く20~25℃程度まで気温が上がり、朝夕は5~14℃程度まで下がる、1日の中での温度差が大きいエリアです。その為に頻繁に霧が発生しますが、山頂部から吹き下ろす風が霧を晴らして、茶の生育に最適な環境を作り出しています。
同義/別表記:Nuwara Eliya region, Nuwara Eliya district(慣用)。

関連規格/典拠
スリランカ紅茶局(Sri Lanka Tea Board)の地域別表示に基づく区分。
詳説
晴れた寒夜と日中の強い日射で葉が締まり、軽やかで透明感のあるカップになります。品質の山は概ね初春(1–3月)に出やすいですが、区画や年によって前後します。
🫖紅茶文脈での使い方(英語短文)
英文: Nuwara Eliya spans the highest gardens of Sri Lanka with sharp diurnal range.
和訳: ヌワラエリヤはスリランカで最も高い茶園帯に広がり、日較差が大きい地域です。
英文: Cool, dry spells produce delicate aromatics and very light liquor.
和訳: 冷涼で乾いた時期には繊細な香りとごく明るい水色が生まれます。
英文: Quality often peaks in early spring, though timing can shift by estate.
和訳: 品質の山は初春に出ることが多いものの、茶園によって時期がずれます。