Oxygen Scavenger

脱酸素剤(だつさんそざい)のことです。密閉容器の中を脱酸素状態にする薬剤で紅茶保存で使われます。中身は鉄の粉の場合が多いです。容器内の酸素を吸着し、酸素を減らす(無酸素にする)ことが目的のものです。

紅茶には2日間かけて酸素と反応する低反応型といわれるタイプを使います。時間をかけて反応が進むので、ほとんど発熱しないところが紅茶向きなのです。通常見かける脱酸素剤は1日かけて反応するので発熱します。紅茶は熱を好みません。なので紅茶には紅茶専用の低反応型の脱酸素剤を使うことが大切です。

でも、ここからはあくまでもくまの経験からだけの話ですが、酸素に気を使うくらいならそれよりもっと「光」に注意すべきだと思います。なぜなら太陽光に限らず、蛍光灯などでも「光」に当たることの方が紅茶をスピーディーに劣化させるからです。