テアフラビン
テアフラビン(theaflavin) はポリフェノール(polyphenol)の一種で、カテキン(catechin)が酸化することで緑茶カテキンが2つ結合して作られます。酸化によって作られるものなので、製造工程で酸化をさせない緑茶にはない成分です。
強い抗酸化作用を持ち、カテキンよりも高い機能性があると言われています。スーパーカテキンと呼ばれることもあります。抗酸化作用の他に抗菌作用、抗腫瘍活性、血小板凝集抑制作用など、さまざまな健康効果があると言われています。
紅茶の風味と赤い水色の色素で、テアフラビンが多いと美しい橙赤色に水色がなる、品質を左右する重要な成分です。一般的に紅茶は「テアフラビンが多い方が良い」とされています。
カテキン → テアフラビン(図解)
生の茶葉や日本茶にはエピガロカテキンとエピカテキンなどの遊離カテキンが多く含まれています。紅茶の製造では酸化、いわゆる発酵工程を経て、カテキン2分子が縮合したテアフラビンが生成されます。
生の茶葉・日本茶にたくさん入っている

 カテキン1分子

 カテキン1分子
 酸化 ↓ 発酵
紅茶にだけ入っている

   カテキン2分子