萎凋香(Withering flavour)
概要
萎凋香(いちょうこう)は、茶葉を萎凋(withering)する過程で生じる、青葉臭が抜けて花香・果香へと変化していく初期香気のことです。
仕組み
萎凋によって茶葉の水分が減少すると、細胞内で酵素反応が進み、香気前駆体が分解・変換されます。
その結果、
青臭いグリーンノート(hexanalなど)
↓
フローラル・フルーティーな香り(linalool、geraniolなど)
へと変化します。
役割
萎凋香は、その後の
- 揉捻
- 発酵(酸化)
- 乾燥
で形成される最終香気の「土台」となります。
特に、
- ダージリン
- ウーロン茶
では、萎凋香の質が製品の評価を大きく左右します。
ポイント
- 「香りの出発点」であり、完成形ではない
- 水分減少+酵素反応=香りの変化
- 強すぎても弱すぎても品質が落ちる(バランスが重要)