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East India Company(Tea Brand)

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contents
  • East India Companyについて
    • 本来のEast India Company
    • 新しいEast India Company
  • 家にあるEast India Companyの紅茶
    • The Staunton Earl Grey
    • Stauntonについて
    • オリジナルブレンド
    • Campbell Darjeeling
    • Royal Flush
    • Platinum Jubilee

East India Companyについて

本来のEast India Company

East India Company (東インド会社)は1600年にイギリスの商人が設立した会社でQueen Elizabeth I (エリザベス1世女王)による勅許状によって貿易独占権と会社に紋章を掲げる権利が与えられました。これがイギリス東インド会社と呼ばれる会社の事実上の始まりです。重商主義による国の保護によって隆盛し、次第にインド経営を主体とするようになり、18世紀中頃以降は実質的なインドの統治機構になり、1858年に解散しました。

Queen Elizabeth I

新しいEast India Company

現在の「East India Company」とは、1978年に紅茶販売のため設立された会社です。それをインド出身のイギリスの実業家Sanjiv Mehta(サンジブ・メフタ) が2005年に買い取りました。そして2010年イギリス紋章院に対し「The East India Companyの名称と商標」の使用許可を出願し、これが許可されたため、東インド会社は135年ぶりに正式な企業名として復活しました。

現在は堂々とEICの紋章つきの紅茶を販売しています。こうした経緯ですので現代の東インド会社は1874年に解散した同名の歴史的な企業とは関係なく、その名前を拝借したものです。新しい「The East India Company」はロンドンに店舗を構え、輸入食品や宝飾品の販売を行なっています。それにしてもインドを植民地支配していた会社の名前と紋章をインド出身の人が買い取って運営しているというのはなんとも面白いとくまは思っているのです。

東インド会社の紋章

※混同することを防ぐため、本来の東インド会社を「東インド会社」新しい現代の東インド会社を以下「East India Company」と書きます。


家にあるEast India Companyの紅茶

この会社の紅茶には「1600年からの歴史に無理やりでも紐付けよう」という考えからだと思うのですが、一つ一つの商品に対して各々の物語が語られています。それなりに史実を元にしている所もあり、なにより夢があって楽しいので、物語の真偽はとりあえず置いておいて、その物語についても簡単に紹介しておきたいと思います。

The Staunton Earl Grey

Stauntonについて

ブレンド名についているStauntonはこの有名なブレンドを西洋世界に紹介したGeorge Staunton (ジョージ・スタントン)に敬意を表して付けられていますEarl Greyの誕生については色々な説があります。ここで紹介するのはEast India Companyが主張している説です。その他の説としては「Twiningsの歴史」であげたものなどがあります。

Earl Greyのオリジナルのレシピは、イギリス王立植物園のKew Gardens(キューガーデン)の著名な植物学者で東インド会社の顧問であったSir Joseph Banks (サー・ジョセフ・バンクス)と、もう1人の植物学者George Stauntonによって考案されました。Stauntonは1793年に派遣された東インド会社の資金援助を受けた中国への使節団の一員でした。この時、Banksはインドでお茶を栽培する可能性に興味を持ち、Stauntonに中国のお茶の栽培方法と風味付けを観察するよう依頼し、詳細な図面を要求しました。

東インド会社の記録には、Stauntonの研究結果が記録されています。彼は、茶の木とBitter Orange (Citrus aurantium/ビターオレンジ/ダイダイ)の木が一緒に生えていること、中国人がBitter Orangeの花でお茶に香りをつけていることに注目しました。Stauntonは報告書の中でBanksに再現してみることを提案し、Banksはロンドンの小さな茶室で実験を行いました。彼はお茶に香りをつけるためにBergamot oil (Citrus × bergamia Risso/ベルガモット/強い柑橘系のエッセンシャルオイル。ヨーロッパでのみ栽培)を使用しました。これは単に中国産のNeroli oil (Citrus aurantium/ネロリオイル/ビターオレンジの花から抽出したエッセンシャルオイル)が入手できず、それに最も近い代替品だったからだと思われます。こうして、Bergamot oil入りの中国産紅茶であるEarl Grey teaが誕生しました。

BanksはEarl Grey (グレイ伯爵)の友人で、伯爵はこのお茶が大好きでした。当時の彼の社会的影響力に敬意を表して、このお茶は彼にちなんで名付けられました。こうした経緯からこのブレンドは「Staunton Earl Grey」と名付けられたそうです。

オリジナルブレンド

ブレンドにはNeroli oil とBergamot oilをブレンドして使用​​しています。一般的にはEarl Greyのベースとして中国のキームンティーを使いますが、このブレンドではスリランカのセイロンティーを使用しているそうです。スリランカの茶葉の方がコクが増すと感じているからだそうです。

くまが飲んでみた感じで言えば、特にセイロンティーだからコクが増している、とまでは思いませんでした。ただ、セイロンティーだからという点で言えば強いくせがなく、ブレンドされているNeroli とBergamotの香りを引き立てているように思います。Earl Greyの中でも香りは強い方だと思います。ただし、一般的なEarl Greyのbergamotの香りを期待すると裏切られます。Neroliが強いのです。東インド会社の再現しようとしたEarl GreyがNeroli を使っているから、これが本来の香りだといえなくもないですが、かなり好き嫌いは別れると思います。ただ、この香りがあってこその紅茶でもあるので、これはやはりストレートティーで楽しまないともったいないです。

Staunton Earl Grey
Staunton Earl Grey leaves

Campbell Darjeeling

ダージリンの数多くの茶園は標高 600mを超える東ヒマラヤの丘陵地帯にあります。東インド会社の役員だったArchibald Campbell (アーチボルド・キャンベル)博士が、ほとんど人が住んでおらずジャングルに覆われたダージリン地域に初めてチャノキを植えたのは、1800年代半ばのことでした。

Muscatel Flavor (マスカルテルフレーバー/特徴的な風味)を持つ、軽くて香り豊かなSecond Flush(セカンドフラッシュ)ダージリンは、ダージリン地方に最初の茶樹を植えた東インド会社のCampbell Darjeeling (キャンベルダージリン)はCampbell博士に敬意を表して名付けられました。

ここからはくまの私見ですが、Darjeelingは渋くないのが特徴で、このDarjeelingも渋みがあまりないのでストレートでおいしく飲めます。ただし飲む時に強いMuscatel Flavorはしません。Second Flush (Muscatel Flavorが特徴)とありますが、当然単一茶園ではなく、いくつかの茶園のものをブレンドしているのだと思います。なのでSecond Flushの中でもどちらかというと安い方の茶葉なのかな、思います。逆に言えばフレーバーティーのように香料を添加していないことの証明とも言えます。とはいえ、Second Flushの単一茶園のものは値段が跳ね上がりますし、この値段でこの香りと味なら決して悪くはないと思います。

ちなみに今は黄色いスリムな缶になっています。せっかくなので古い方の缶でご紹介しました。

Campbell Darjeeling
Campbell Darjeeling leaves

Royal Flush

Queen Elizabeth Ⅱ(エリザベス女王) 即位60年を記念して作られたアニバーサリーティーです。1954年に夫妻が初めてセイロン諸島のNuwara Eliya (ヌワラ・エリヤ)農園を訪れた時にHRH Prince Philip (フィリップ殿下)が植樹された紅茶の木から繁殖された木から手摘みされた茶葉が使用されています。ちなみにQueen Elizabeth Ⅱが植えられた紅茶の木は残念ながら枯れてしまいましたが、 Prince Philipが植えられた木は今でも健在です。

Queen Elizabeth Ⅱ and Prince Philip
1954 Ceylon

茶葉自体はスリランカのNuwara Eliyaの高地にあるPedro Tea Estate (ペドロ農園)で手摘みされたHigh Grown Ceylon tea (ハイグロウンセイロンティー/標高1,200m以上の高地で栽培される紅茶)のorange pekoe (オレンジペコ)です。ミディアムボディで繊細な紅茶です。

2012年、East India Companyはオリジナルのティーブッシュから葉を選んでお茶を作りました。それは女王のダイヤモンド・ジュビリーのための公式ロイヤルランチに選ばれ、出されました。

水色は淡いオレンジ色で、質の良い緑茶に似た適度な渋みとあっさりとした香りを感じました。かなりさっぱりした味わいだと思います。甘味はそんなに感じませんが、後味がとてもスッキリしています。これにミルクなどを入れたら味と風味がダメになってしまうと思います。くまは絶対にストレートティーで頂くことをお勧めします。

※HRHはHis Royal Highnessの略。和訳は一般的には「殿下」あるいは「王配殿下(日本外務省の訳)」

Royal Flush
Royal Flush leaves

Platinum Jubilee

歴史上この記念日を迎えた唯一の英国君主であるQueen Elizabeth Ⅱの歴史的な70年間の治世を記念して作られたミディアムボディのブレンドです。

Queen Elizabeth Ⅱ

スリランカの2つの茶園から調達されたsingle origin (シングルオリジン/同じ農園で作られた単一品種の茶葉のこと)の紅茶をブレンドしています。1つ目はNuwara Eliya地方のPedro Tea EstateのHigh Grown Ceylon teaのorange pekoeです。もう1つは約100km離れたLumbini Tea Estate (ルンビ二茶園)のLow Grown Ceylon tea (ローグロウンセイロンティー/標高600m以下の低地で生産される紅茶。スリランカの紅茶生産量の約半分がこれに当たります) のorange pekoeです。

Nuwara Eliyaの高地にあるPedro Tea Estateで採れた茶葉は、明るく繊細な花の香りを放ちます。Sinharaja rain forest (シンハラジャ熱帯雨林)南部の端にあるLumbini Tea Estateでは、気温、天候、土壌の組み合わせにより、低地茶の自然の特性が際立ち、キャラメルのような複雑な香りと他にはない甘さを持つ茶葉が生まれます。この2つがブレンドされ、力強く個性にあふれたブレンドとなっています。

温めたポットに茶葉を入れると、ふわっと甘い香りがします。決して香料などではないのですが、かなり香りは強いと思います。そして実際に飲んでみると、とても甘いです。渋みや苦みはほとんど無く、大変飲みやすい紅茶です。冷めた状態で飲んでみても渋みなどはほとんど感じないので美味しく飲めました。この紅茶もミルクなどを入れるとその繊細な風味がダメになってしまうと思うので、ストレートティーで飲むことのみをお勧めします。

Platinum Jubilee
Platinum Jubilee leaves

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