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India tea (3) Assam (1)

分類:
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目次
  • Assam種と中国種
    • Camellia sinensis
  • Assam種の発見
    • 背景
    • シンポー族の野生茶
    • Robert Bruce

Assam種と中国種

Camellia sinensis

日本人が普段飲んでいる緑茶は、ツバキ科のチャノキ( Camellia sinensis )の葉から作ります。このチャノキには、大きく分けて基準変種の var. sinensis (チャノキ)と、 var. assamica (アッサムチャ)の2つの変種があります。現在その他にも色々な変種がありますが品種にいたっては1000を越えると言われています。しかし、ここでは現在の品種の大元になった2つの変種だけを考える事にします。

チャノキは日本の茶畑に見られるように、1m ほどの低木で小型の葉をつけますが、アッサムチャは 8~10 m の高木で、葉も大型です。南へ進出したアッサムチャは耐寒性が弱く、亜熱帯や熱帯地方で栽培されます。アッサムチャの葉はチャノキに比べてタンニンの含有量が多く、酸化酵素が強いので紅茶に適しています。

アッサム種と中国種の葉の違い。
アッサム種は長さ12~15cm、幅4~5cmの大きさであるのに対して、中国種は長さ6~9cm、幅3~4cmと小型である。
チャノキ( Camellia sinensis )
アッサム種中国種
木喬木型、10mを越えるものもある灌木型、地上ですぐに枝分かれ、2~3m
葉の大きさ12×4cm以上9×3cm以下
葉の形長く先端が尖っている、表面にしわ短楕円、尖っているものなど様々。表面平滑。
葉肉柔らかく厚い薄く硬い(繊維質)
未開葉淡緑が多い赤みを帯びることがある
タンニン量多いアッサム種より少ない
酸化酵素の活性非常に強く、発酵(酸化)しやすいアッサム種より弱い
カテキン多い少ない
アミノ酸少ない多い
生育条件熱帯性、寒さに弱い、高温多湿熱帯性、寒さに弱い(アッサムより強い)、高温多湿
主要栽培国インド・スリランカ・インドネシア・アフリカ諸国など中国・日本・トルコ・南米・イラン・インドやスリランカの高地地方
香り・味香高く、味濃厚水色は弱い、デリケートな香味
茶樹の経済的寿命30~40年50年(インド、スリランカでは80~100年を超えるものが多い)

Assam種の発見

背景

世界中で茶樹が自生する場所はAssam (アッサム) と中国南部の2ヶ所のみです。Assamはヒマラヤ山脈を挟んで中国の雲南省のすぐ向かいに位置していますが、茶の木が最初に栽培されたのが中国かインドかという議論は現在も続いています。

雲南省の農民が最初に茶樹を意図的に栽培したという説は広く認められていますが、Assamのシンポー族 (Singpho)が野生茶を採取し、中国人と同じくらい昔から茶葉を利用していたことを示す証拠が残っています。しかしAssamで意図的に茶樹を栽培したのは数世紀前からで、本格的に普及したのは1800年代初頭にイギリス人が参入してからでした。なので「栽培」という意味では中国が最初だったと言っても問題ないのではないかと思います。もちろん、最初の利用あるいは飲用となるとまだまだ議論は続くと思います。

インド原産でAssamの高地森林に広く分布する野生種のチャノキ(Camellia sinensis)もAssamで確認されていると言われています。ブラマプトラ川が谷間や丘陵地帯を縫うように流れる起伏のある平野で栽培される濃いお茶は、滑らかな麦芽の風味で知られています。この味わいは、この地域の豊かなローム質土壌、独特の気候、そして豊富な降雨量によって生み出されています。

アッサム地方と雲南省
アッサム地方と雲南省

1040年頃、仏教指導者のAtiśa Dīpaṃkara Śrījñāna (アティーシャ・ディパンカラ・シュリージャナ)がチベットに滞在していたとき、ダルマ王は同行したすべてのラマ僧に供物を捧げ、僧侶たちにお茶と食物を振る舞ったとされています。シンポー族の口承の歴史によると、その頃にはインド北東部で茶樹の栽培を開始していたと思われます。


シンポー族の野生茶

背景でもお話ししたようにAssamのシンポー族は、お茶がイギリス人に発見される前からお茶を淹れて飲んでいました。シンポー族は、ビルマのカチン族や中国のジンポ族と呼ばれる人々と同じ人々で、モンゴル起源の多彩な部族です。シンポー族は非常に豊かな口承伝承の歴史遺産を持っていて、Assamの歴史に深い痕跡を残しています。

その伝承によると、彼らの祖先は紀元前600~300年頃にモンゴルの高原のどこかからチベットのシンラ・ブームの丘陵地帯に移住しました。そこから、いくつかのグループを形成しました。これらのグループのうち、1つは中国へ、1つはミャンマーへ、そしてもう1つはインドの丘陵地帯へ移住しました。

紀元前300~100年頃、シンポー族はブラマプトラ渓谷に入りました。彼らには言語の伝統と文化、そして生活様式の不可欠な部分としてお茶文化がありました。そこで飲食されていたお茶は自生していたチャノキの葉を利用したものだとされています。


Robert Bruce

1823年、スコットランドの貿易商であり探検家でもあったRobert Bruce (ロバート・ブルース)は、Assam州北部にあるアホム王国の首都、ラングプールを訪れました。彼は以前にもこの地域を何度も訪れていましたが、今回の旅には特別な目的がありました。Robertは、ジュンボー族の族長ベッサ・ガウムに会い、周囲のジャングルに生育する在来植物について学ぶ計画を立てていました。

Robertは、17歳のManiram Dutta Baruah (マニラム・ダッタ・バルーア / Maniram Dewan:マニラム・デワンとも)という先住民貴族の少年から、ジュンボー族がまだヨーロッパ世界には知られていない種類の茶を栽培していることを聞きました。彼らは茶葉をニンニクと一緒に野菜のように食べ、沸騰したお湯に浸して淹れたお茶を飲んでいるということでした。

Maniram Dewan
Maniram Dewan

Robertは植物や種子のサンプルを収集するだけでなく、ジュンボー族との友好関係を築き、彼らの茶葉栽培地への長期的なアクセスを確保したいと考えていました。Robertは、Assamで良質の茶葉ができれば中国に匹敵する茶の栽培産業が発展し、巨額の富を得ると同時にイギリス経済を飛躍的に活性化できると考えていました。

Robertと部族の族長との会談は成功し、この植物から抽出されるお茶は紅茶に非常によく似ていることが分かりました。部族はRobertに植物と種子の持ち帰りを許可しました。この決定は、Assamに未来の世代を支える産業への扉を開くものでした。

これが後のアッサム種なのですが、当時カルカッタの植物園の園長であったN. Wallich (N・ウォリッチ)博士は、その葉がツバキ科に属するものだとは特定しましたが、中国茶樹とは同種ではないと判断しました。結果、茶の木と認められることなく、Robertは失意のまま1824年初頭に35歳で亡くなります。

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