ISO 8157(肥料と土壌用語)

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🐻ISO 8157の要約(森のくま要約)

正式名称

ISO 8157:2015 – 肥料と土壌改良資材 ― 用語(Fertilizers and soil conditioners — Vocabulary)


🔍 目的

ISO 8157は「肥料と土壌改良資材用語の国際規格」です。この規格は、肥料および土壌改良資材に関する用語を標準化しています。これによって国際取引・製造・分析・表示・規制の場での誤解・混乱を防止することを目的としています。


🧾 ISO 8157の主な定義の種類(カテゴリ別)

この規格は、「化学肥料」「有機肥料」「緩効性肥料」「水溶性」など、肥料に関連する基本的用語を定義しています。

  1. 肥料の種類
    • 単肥(単一成分):例)尿素、硫酸アンモニウム
    • 複合肥料(化成肥料):例)NPK(窒素・リン酸・カリ)
    • 液体肥料/固形肥料
    • 緩効性肥料・被覆肥料
  2. 成分
    • N(窒素)、P₂O₅(リン酸)、K₂O(カリウム) の三要素
    • 副成分・微量要素:カルシウム、マグネシウム、ホウ素、鉄など
  3. 特性・挙動
    • 即効性 vs 緩効性
    • 溶解性、水溶性、pH特性
  4. 土壌改良資材
    • 石灰資材、腐植、堆肥、ピートモス、バーミキュライトなど
  5. 計量と表示
    • 成分の表示単位(%)、含有量の測定法(ISO準拠)
  6. 製造工程に関する用語
    • 例:粒化、造粒、乾燥、被覆加工

(要約終わり)


🐻注意点(ISO 8157の非公式まとめとして)

  • 和訳は森のくまによる参考訳であり、正式な定義はISO本体の英文版に従う必要があります。
  • 各国の法律やJIS規格と完全に一致するわけではないため、農業資材・環境政策の議論時には注意が必要です。

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