アルカリイオン水

Contents

概要

アルカリイオン水とは、電気分解などによってpHがアルカリ性側に調整された水を指します。
一般には「体に良い水」「健康水」といった文脈で語られることが多いです。


紅茶との関係(結論を先に)

紅茶抽出において、アルカリイオン水は基本的に適さないです。

これは好みの問題ではなく、紅茶に含まれる成分の性質と、抽出時の化学的条件による理由からです。

なぜ紅茶に向かないのか

紅茶の主要な呈味・呈色成分(ポリフェノール類など)は、

  • 中性〜弱酸性の条件で香り・色・味のバランスが最も安定しやすい

一方、アルカリ性条件では、

  • 色が濁る、または暗く変化する
  • 渋味・苦味が強調されやすい
  • 香りの立ち上がりが鈍くなる

といった現象が起きやすいのです。

これは「アルカリイオン水が悪い水」という意味ではなく、紅茶の成分がアルカリ条件を前提としていないためなのです。


よくある誤解

  • 体に良い水=紅茶にも良い水
  • アルカリ性の方が雑味が出にくい

この2点はよく聞く誤解です。紅茶において重要なのは健康効果ではなく、抽出条件との相性です。


ISO・評価文脈との関係

紅茶の評価・分析(ISOなど)では、

  • 再現性
  • 安定した抽出条件

が重視されるため、アルカリイオン水は基準水として用いられません

この点からも、アルカリイオン水は、「飲料水としての文脈」と「紅茶評価の文脈」を混同しやすい語なのです。


🔗リンク