グリーンノート
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分類
香りの表現用語/アロマ用語
※ 特定成分名ではなく、香調(ノート)の総称です。
概要
グリーンノートとは、若葉・青草・青野菜・刈りたての草などを思わせる、「植物が生きていること」を感じさせる香りの系統を指す表現です。
紅茶においては、甘さや花香の対極にある概念ではなく、香りに「みずみずしさ・若さ・立体感」を与える要素として働きます。
紅茶文脈での意味
紅茶のグリーンノートは、春摘みや若いロット、軽めの萎凋・比較的シャープな製茶、高地産紅茶(ディンブラ、ウダ・プッサラワ等)などで感じられやすく、次のような表現で語られます。
- 若葉のような
- フレッシュ
- みずみずしい
- さっぱりとした青さ
成分との関係
グリーンノートは単一成分ではなく、複数の香気成分の集合的印象です。
代表的な関与成分
- 青葉アルデヒド(cis-3-hexenal)
- 青葉アルコール(cis-3-hexen-1-ol)
- その他 C6 系揮発成分
これらは、萎凋・発酵の進行に伴って変化・減衰するため、グリーンノートは「時間と工程を映す香り」とも言えます。
評価上の注意点(重要)
グリーンノートは、
- 適量 → 爽やかさ・若々しさ・透明感
- 過剰 → 未熟、青臭い、生っぽい
と評価が分かれます。
そのため紅茶のテイスティングでは「グリーンノートがある/ない」ではなく「どの段階のグリーンか」「他の香りとどう調和しているか」を見ることが重要です。
他ノートとの関係
- フローラルノート:グリーンが下支えすると立体感が出る
- フルーティーノート:未熟果実の印象として現れることがある
- マルト/甘香:対比によって甘さを引き立てる役割も持つ