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概要
プロピレングリコール(PG / propylene glycol)は、無色無臭で粘性のある二価アルコールで、食品用溶媒(キャリア)として使われます。水・アルコールと互溶で、水溶性香料の基材として紅茶のフレーバリングに広く使用されます。水より沸点が高く、凝固点が低い物質です。
同義/別表記:PG(※エチレングリコールとは別物
詳説
役割
香料成分を均一に分散させて、微量添加の再現性を高めます。
取扱
吸湿性があります。密閉容器で常温・遮光保管。
表示
国・地域の基準に従った表示になります(日本では用途に応じ添加物表示します)。
🫖紅茶文脈での使い方(英語短文)
英文: Most tea flavours use PG as a carrier so the aroma disperses cleanly in the cup.
和訳: 多くの紅茶用フレーバーはPGをキャリアに使い、カップ内での拡がりを良くします。
英文: If PG-free is required, consider ethanol or triacetin–but re-validate dosage.
和訳: PGフリーが要件ならエタノールやトリアセチンに置換し、添加量の最検証を行います。
🧸くまの一言
プロピレングリコールは、食品では生麺、餃子の皮、唐揚げなどによく使われます。化粧品・医薬品では保湿、保水、防腐補助、溶剤として使われます。
毒性が非常に低く、人体にほとんど無害とされていますが、皮膚炎がある場合には、濃度が高くなるとアレルギーを引き起こす可能性があるので、注意が必要です。
また、猫には赤血球を減少させる恐れがあるため、猫には厳禁です。