🇱🇰ルフナ (紅茶)

contents

概要

ルフナ(Ruhuna)の紅茶はスリランカの紅茶生産量の約60%を占めています。 標高が一番低い産地で作られるため、大きい茶葉と強い発酵が特徴です。 スモーキーな香りと深いコク、渋みの少ない味わいは、一見クセがありますがとても飲みやすいので、好き嫌いが出にくい紅茶だとくまは思います。水色は非常に濃いです。ややスモーキーな香りがキームン紅茶にも似ていると言う人もいますが、くまは独自性があってそんなに似ているとは思いません(くまが似たのを飲んでいないだけかもしれませんけど)。

同義/別表記:Ruhuna Ceylon, Ruhuna black tea


関連規格/典拠

スリランカ紅茶局(Sri Lanka Tea Board)の地域別表示に基づく流通区分。


詳説

製法はオーソドックス製法が主体で、実需向けにはブロークン~ダストの細かい等級も多いです。ティーバッグ用途やチャイ用途での需要が厚く、ミルクやスパイスとの相性が良いです。しばしば「軽くスモーキー」と評され、キームン(祁門)を連想するという説も聞きますが、実際の香味プロファイルはルフナ固有の甘香・厚みが前面に出ることが多いです。季節の山は比較的小さく、通年で読みやすいのが強みです。


🫖紅茶文脈での使い方(英語例文)

英文: Ruhuna brews inky-deep and malty, often with caramel–honey sweetness.

和訳: ルフナは黒味の強い濃色・モルティで、キャラメルや蜂蜜様の甘さを伴うことが多いです。


英文: It excels in milk tea and stands up to spice for chai.

和訳: ミルクティーに向き、チャイのスパイスにも負けません。

英文: Some lots show a faint smokiness, yet the profile remains distinctly Ruhuna rather than Keemun-like.

和訳: 軽いスモーキーさを帯びるロットもありますが、香味の骨格は祁門というよりルフナ固有です。


🔗リンク