ガラス転移点

ガラス転移点(Glass Transition Temperature、略してTg)というのはティーバッグなどの材料になっているプラスチック繊維が「この温度になったら壊れ始めますよ」という温度のことです。言い換えれば

「この温度以上になるとマイクロプラスチックやナノプラスチックが紅茶の中に放出されます」

という温度のことです。ティーバッグの素材となる物質のガラス転移点は以下のようになっています。

・ポリプロピレン:0℃
・セルロース繊維:25℃(乾燥状態だと240~279℃)
・ポリエステル:69℃
・ポリエチレン:-125℃
・ナイロン6:50℃

ガラス転移点
ガラス転移点

詳しくは紅茶と科学『ティーバッグの安全性 (3)』を参照してください。

また、科学的なエビデンスも知りたい場合は紅茶の発展的研究の『ティーバッグの安全性 (3)』を参照してください。