ビタミン

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概要

ビタミン(vitamin)はヒトの生命維持に微量で不可欠ですが、体内で十分合成できない有機化合物の総称のことです(A・B群・C・D・E・Kの13種)。紅茶抽出液には主にビタミンB群の痕跡量とKが含まれます(量は品種・部位・抽出で大きく変動)。
・同義/別表記:水溶性/脂溶性ビタミン


関連規格/典拠

栄養成分表示制度(国・製品により表示の有無・基準が異なる)


紅茶とビタミン

紅茶にはビタミンB群とK群が含まれています。

B群

B群はエネルギーの代謝を助ける栄養素です。B群は8種類ありますが、そのうち5種類(B1/B2/ナイアシン/B6/葉酸など)が紅茶に含まれています。しかし微々たる量ですので、紅茶から摂取できる量は限られているため、食事で摂取するのが現実的です。

K群

K群は血液が凝固したり、骨がカルシウムを吸収するのを助ける栄養素です。紅茶1杯(約150ml)あたり、約9μgのK群を含むといわれていますが1日の摂取目安量は150μgなので、紅茶よりも食事から摂取することが現実的です。逆に摂取量が多すぎてもまったく問題はないので、食事とのバランスを気にする必要はありません。

※抗凝固薬(ワルファリン等)を服用中の方は医療者の指示に従って摂取を安定させることが重要です。

茶種差

緑茶ではCや葉酸がやや多い場合もありますが、紅茶では製造工程でCは減少しがちです。


🫖紅茶文脈での使い方(英語短文)

英文: Black tea contains trace B vitamins and a little vitamin K, but diet remains the main source.

和訳: 紅茶にはB群とKが微量含まれますが、主な供給源は食事です。

英文: Vitamin content in tea varies with leaf part and brew conditions.

和訳: 茶の<strong data-start="871" data-end="880">ビタミン量</strong>は<strong data-start="881" data-end="887">部位</strong>や<strong data-start="888" data-end="896">抽出条件</strong>で変動します。