アルカリ度
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概要
アルカリ度(alkalinity)とは、水や溶液がアルカリ性であるかどうかを示す「性質の指標」で、紅茶の味や健康効果を直接示す言葉ではありません。
アルカリ度とは何か
アルカリ度とは、水や溶液が酸を中和する能力をどれだけ持つかを示す指標です。
単に、
- アルカリ性か
- 酸性か
を二分する言葉ではなく、どの程度、状態を保とうとするかという性質の強さを表す概念です。
pHとの関係
アルカリ度は、しばしば pH と混同されますが、両者は同一ではありません。
- pH
→ その瞬間の状態(数値) - アルカリ度
→ 状態を保つ力・性質
同じ pH でも、アルカリ度が異なれば、条件変化に対する反応は異なります。つまり、アルカリ度は「数字」ではなく「耐性」を見る言葉だと押さえるべきなのです。
紅茶との関係
紅茶抽出において重要なのは、
- 「アルカリかどうか」
ではなく - どの程度、条件変化に影響を与えるか
である。
アルカリ度が高い水は、
- 抽出時の成分挙動に影響を与えやすく
- 色・渋味・香りの印象を変えやすい
一方で、
- アルカリ度が低い水は条件変化に対して素直に反応しやすい
これは良し悪しではなく、性質の違いです。
ISO・分析文脈での位置づけ
ISO分析文脈では、アルカリ度は
- 抽出条件
- 再現性
- 比較可能性
に影響する 管理対象の一つとして扱われます。
重要なのは、ISOが見ているのは味の好みではなく、条件の安定性である点です。
よくある誤解
- アルカリ度が高い水=紅茶に良い水
- アルカリ度=健康指標
アルカリ度は、紅茶をどう感じるかの理由を説明するための言葉で、価値判断の言葉ではありません。