トップノート

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概要

紅茶用語としては、開封直後や淹れたて直後に立ち上がる最初の香りのことを指します。高揮発成分が中心で、第一印象を決めます。紅茶では柑橘系の香りやグリーン・フローラルの香りなどが該当します。

同義/別表記:ヘッドノート


詳説

香水用語からの流入

トップノートは、もともと香水用語では、香水を肌に付けた際に、一番最初に感じる爽やかで軽い香りのことです。香りのピラミッドの頂点に位置し、香水をつけた直後から5分〜30分程度で広がり、香りの第一印象を決めます。揮発性が高いため短時間で消えていく特徴があります。

紅茶用語に香水業界の用語が流入した例の一つです。

分子例

スズラン、ラベンダー、ベルガモット様の芳香を持っているリナロール酸化物、柑橘類の香りの主成分になるリモネン、レモン様の香りがするシトラール、ラベンダーやベルガモットに含まれる酢酸リナリル などがあげられます。

設計

精油や水溶性香料あるいはティンクチャーで茶葉に付与します。ただし過量だと「香水」のようになってしまい、風味を落とす場合が多いです。

抽出影響

最初の蒸気で抜けやすいのでフタを使うとよいです。また、注湯直後に香りを嗅ぐと捉えやすいです。


🫖紅茶文脈での使い方(英語短文)

英文: The top note opens with bright bergamot before the tea body appears.

和訳: トップノートは明るいベルガモットで始まり、その後に茶のボディが現れます。


🧸くまの一言

トップノートは紅茶の茶葉の入れ物を開けた瞬間、お湯をポットに注いだ瞬間からほんの少しの間感じることができるものです。くまは使いませんが、ティーバッグで入れる場合でも、お湯を注いだらすぐにソーサーなどでカップにふたをすることが大切なのはこのトップノートを守るためでもあるのです。

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